24日 18時30分から開かれた、『鳥越俊太郎個人演説会』において、
無所属議員の活動として、『鳥越俊太郎を応援する自治体議員の会』の報告をしました。
39自治体83名の議員のネットワーク。トップダウンではなく、市民参加の政治を目指す。都政を都民に取り戻すことを、しっかりと選挙運動の中で身に着けていこう。
そのことこそが、身近な主権ともいえる。
会場に入る前の鳥越候補に推薦状を渡し、政策提言を行いました。
■自治体議員都内一斉アピール
八王子では、京王線北野駅で行いました。
陣内と共産党の山越議員の2人でしたが、鳥越俊太郎の名前を24日に個人演説会の案内をしました。
自民党はこのままではダメだ、というお声をお聞きするのですが、
鳥越俊太郎を都知事に、という広がりはまだまだ足りません。
法定ビラをご近所にポスティングしていただける方、大募集です。
陣内まで、ご連絡ください。
八王子の場合は、北野駅。共産党の山越さんとご一緒にメガホンで訴えました。
チラシの受け取りはよかったよ。
■都知事選に野党共同代表を。
都内の無所属議員で都知事候補を野党統一候補にするよう、要請しました。
参議院選挙で、一定程度の成果を収めた、野党共闘の枠組みを維持しましょう。
それが出来なければ、参議院選挙の成果を無にしてしまいます。
■参議院選挙が終わりました。
改憲勢力3分の2以上。でも、あきらめない。
憲法は誰が守るものなのか、しっかりと、広めていき、個人の基本的人権をないがしろにしようとする憲法改正を阻止していきましょう。
18歳選挙のスタートで、若者たちの投票行動が注目されました。
結果として、自民党支持が多かったとのこと。
これをどう分析するかですね。
世界的にも、若者の右傾化傾向があるといわれています。
日本でも例外ではないのでしょう。
生活が厳しいと、目の前のことに、そして、安定を指向するのは、誰でもです。
それと、自民党のメディア戦略の勝利でしょうね。
というか、自民党の脅しの目に及び腰となったメディアの敗北なのでしょう。
やめない、負けない、あきらめない。
改憲勢力が3分の2になっても、憲法をしっかりと守ることを粘り強く、闘っていきましょう。
■都知事選挙があります。
マスゾエ元都知事の公私混同ぶりは、連日、これでもか、と報道されていました、
しかし、本人にその追及の真意は伝わらずじまい。自民党から、愛想をつかれて、辞任となりましたが、ご本人には、なんでやめなければならないのか、お分かりではないのかもしれない。そして、大きな問題は、石原、猪瀬、そして、マスゾエと3人もの都知事が任期半ばでやめるということに関して、それぞれを押していた自民党・公明党の任命責任はどうなっているのでしょうか。
一回の選挙で50億円。なんという無駄使いなのか。
■参議院選挙が始まりました。
佐藤かおりさんのポスターはりをやりました。
争点は、前進か後退か、ではなく、戦争か平和か です。
隠されたメッセージに気をつけましょう。
前回も安倍首相のやり方は、経済第一、この道しかない、と脅して、結局、やったことは、安全保障法案を強引に通過させたことです。
いま、必要なのは、軍事ではなく、社会保障のほころびをどうつくろうのか、といった枠組みであり、これ以上、次世代につけを回さない、という決断です。
待機児童の解消に、3000億円かかるとのこと。その財源は、イージス艦1500億円やオスプレイ1機100億円 10機を買うことをやめることで、賄うことが出来るのです。
また、教育費が圧倒的に少ない。先進諸国の平均公的支出はGDP比5.4%です。
日本は、3.6%です。OECD間で最下位。これは昨年もそうでした。
日本は、教育にお金をかけない国ということは、誰もが認めることです。
大学の奨学金を借りている学生は約半分。平均300万円の借金を背負います。
有利子ではなく、給付型奨学金の充実が今こそ、必要です。
■福島原発事故の実相―三多摩連続講演会 5月7日
講師:佐藤 和良さん
ハカルワカル広場の5月のお茶会として実施されました。アミダステーションには多くの人が駆けつけてくれました。佐藤さんは、まず、九州の地震のことから話し始めました。
川内原発、伊方原発、そして、浜岡と、中央構造線の上には、原発が立っています。
熊本の地震は、よそ事ではなく、今ここにある危険だということ、を強調するためです。川内原発で福島のような事故が起こったら、台風の進路のように、日本列島をプルームが移動するのです。これは、東京の住民にもヨウ素剤を配ってもいいくらいの危険が目の前にあるということ、とのことでした。
5年たって、支援の打ち切りと帰還の強制です。加害者はなにを言っているのか、「自立しなさい。いつまでも甘えないで」と。これは責任をあいまいにする言動です。
そして被害者の力をそぐ者となります。被災者は、何を言っても変わらない、疲弊しています。なぜ、怒らないのか。もう遅すぎるのです。
いま、しなければならないこと。それはいのちを守ることです。
と同時に原発自己被害者の生きる権利の確立(訴訟支援、被爆者手帳の交付など)
私たちの国は、戦争責任さえ、不問に付してきたことから、責任の追及がおろそかになりがちです。しかし、この責任の所在をあいまいにしたら、何をやってもいい、ということになってしまいます。踏ん張りどころです。
■女性は政治を変えられるか 4月18日@憲政会館
1946年4月10日、女性もやっと参政権を獲得して、性別や納税額で差別されない1票を誰もが行使できる、普通選挙が行われたのです。投票所にいった女性たちは、わくわくするような、高揚する気持ちで投票をしたことでしょう。
もちろん、女性が立候補するのも初めて。そしてなんとこの時、大選挙区制限連記制のもと、39人もの女性国会議員が誕生したのです。しかしその後、女性議員の進出は阻まれ、2014年の衆議院女性議員比率が9.5%であることを考えると、その歩みが遅々としたものであることは一目瞭然です。政治が右傾化している今だからこそ、『平等なくして平和なし』と、この後進性を返上しようではありませんか。
女性は政治にむいていないのか?NO! 女性は政治を変えられるのか YES”!
暑い熱気につつまれたシンポジウム「女性は政治をかえられるのか」(4月18日 市川房枝記念会女性と政治センター主催 於憲政記念館)に行ってきました。(チラシをクリックするとファイルが表示されます)
基調講演を行った浜 矩子さん(同志社大学教授)から、「政治を担う女性たちよ 荒れ野に叫ぶ声たるべし」との叱咤激励がありました。何を叫ぶのかというならば、それは、①疑問は発する声 ②王様は裸だという声 ③弱き人のためにあげる声 ④人のために泣ける声 であるというのです。相対的に虐げられた側に身を置く、という特性を女性が持ちやすいことから、政治を担う女性であるなら、こういった声を上げることにひるむな、というメッセージです。女性であれば誰でもいい、わけでないことは明白です。
引き続いてのシンポジウムは、現役女性国会議員からの、「何をやってきたのか?」「何を変えてきたのか」についての報告と、どうすれば女性議員を増やせるのか、との疑問に答えるものでした。
女性議員たちの活動の共通点は、しがらみがなく、政治の質を変えてきたというものです。
特に福島みずほさんからは、超党派でDV法をつくったこと、沖縄県選出の糸数慶子さんからは、女性議員の力で、米兵が起こした女性暴行事件の実態を県が調査し公表するようなったことが紹介され、生きづらい男社会を変えていくスタンスが必要であり、そのキーワードは、シスターフッドであると、改めて確認されました。しかし、そうはいってもなかなか増えないのが女性議員です。自民党の小池百合子さんは、「党首や選対のトップが変わればできる、要はやる気」というのですが、果たして、それで女性議員増が図れるのかといったら、心もとないことを、今の現実が証明しています。具体的に、今検討されているクオーター制の導入や供託金の減額、選挙制度を変えることなどの仕組みが必要との意見が多く出されました。コーディネーターの堂本暁子元参議院議員は、議会の中と外で力を合わせ、大きなうねりを起こそう」と満場の会場に呼びかけました。
長らく、女性たちは、家事育児、介護などを担当してきました。そして、いま、こういった課題が政治のメインテーマになってきたとき、女性たちは、自らの経験とこれはおかしい、といった力をばねに、政治の表舞台に少し出てきたのですが、まだまだ、政治家として一人前と扱われていない側面も否定できません。「権力を持った時、女性はどうなるのか、これからの課題」と浜 矩子さんもいうように、質量ともに、女性議員の課題は節目に来ているといえます。
■熊本の地震災害、本当に大変なことになっています。
2度にわたる大きな地震が夜にあり、本当に大変な災害となりました。避難されている方々のご心配、ご苦労を思うと心が痛みます。
また、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
現在も余震が絶え間なく起こっていて、九州のあの地面下で、何やら大きな変化がおこっているのではないか、と心配です。ガス、水道が止まっているとのこと、一日も早く、今まで通りの普通の生活に戻れることを遠くの地より、願うばかりです。
九州福岡に3年住んだ時の友人が熊本に住んでいるので、心配で、連絡を取ったところ、地震は大変な被害をもたらしたけど、けがもなく、大丈夫ということで、ひとまず安心したのですが、東海大学の学生アパートの倒壊で、若い命が立たれたことをはじめ、多くの死者、そして負傷者が続出しています。夜であったことから、倒壊家屋の下敷きになった方が多かったとのこと。また、雨も降って、土砂災害も発生という最悪の状態になっています。
八王子でも義捐金の募集がスタートしました。
多くの方の力を結集させましょう。
政府は、このような災害に乗じて、アメリカのオスプレイを使っての輸送(これは実施か)や、緊急事態条項の必要などと、言い出しています。とんでもないことです。政府にできること、それはしっかりとお金を出して、衣食住の提供を迅速にすることです。
それなのに、70万食をコンビニに配置する、ですって。これって、お金を持たないで、避難している人は、お金をもってきてからね、ということなのでしょうか?
それも、70万食。どういう計算なのでしょうか。どうやって製造するの、誰が食べるの、何日分なのかしら。もちろん食料、水、必要です。しっかりと現地の人の手に届くようにすること、そして、継続的に支援できること、これが必要です。
冷静な判断が求められているのですよ。
その冷静な判断の中には、川内原発の停止冷却開始は入っていないのです。
地震の波が南西に移っていると報道されています。その断層の南西部には、川内原発が立地しており、また、北東には、伊方原発、北西には玄海原発があるのです。リスク管理とは、危険を予知して、あらかじめ手を打つこと。それが川内原発の停止です。停止になったとしても、そこに原発があることで、危険は回避されるわけではないのですが、危険の規模を少しでも少なくすることにはつながるでしょう。
■市政報告会 5月25日10時より 北野市民センター
2016年10月25日(水)10時からです。
場所:北野市民センター会議室2
2016年度予算についての議会審議ならびに今後の市の取り組み等について
戦争に反対する八王子アクションについて など
お忙しいでしょうが、ぜひ、お出かけください。お待ちしています。
■春のショートトリップ
春うらら。さくらに誘われて、山梨まで行ってきました。
総勢12名。慈雲寺のしだれ桜、甘草屋敷の雛飾り、そして、
大村美術館です。
パステルカラーに色づいた里山は美しい。のどかな田園風景です。
そして、富士山は、霞の中で、ほんの少ししか見えませんでしたが、
八つ岳は8つのピークがくっきりと見えました。
美術館は、多少混んでいましたが、豊富な作品ぞろえで、堪能できました。
入場料は、510円。
山梨方面にお出かけの時は、ちょっと足をのばされると、いいのではないでしょうか。
■沖縄立憲ネットワークの集会と戦跡視察 4月3日~5日
【1日目】
午前中は佐喜真美術館。私設の美術館で、丸木としさん、位里さんの沖縄の絵16枚ほどが展示されています。おばあさんがガマにいた、という館の女性が、解説をしてくれました。とても見ていてつらくなる絵でしたが、希望も書き込まれていました。
外にでると、6月23日をちなんだ、6段と23段の階段を上って、普天間飛行場を見渡しました。住宅地の中の基地とはまさにその通り。世界一危険な場所です。
嘉数高台展望台に行きました。戦跡がたくさん残っています。
ここからも普天間飛行場の全体像が見渡せました。
かりゆしびーちのホテルで行われた立憲ネットワークの集会です。
本土からも80名ばかりの議員が駆けつけました。会場は、熱気でいっぱい。
沖縄の問題が、沖縄だけのことにしない連帯がいま、求められています。
翁長県知事の話は、沖縄はずっと放置されてきた。
そして、米軍の基地のおかげで経済が成り立っているというが、そんなことはない、とはっきり。基地はいらない、というオール沖縄の闘いをしっかりと続けていくことが今、一層必要だとの訴えでした。
翌日の新聞にも大きく取り上げられていました。(沖縄タイムズ)
そのあとは、孤児院と貧困の問題の基調講演でした。
島民の4分の1が戦争でなくなり、8割が収容所に入れられた。戻ってみれば、自分たちの土地は、米軍の押収されていた、という理不尽ななかで、子どもたちの育つ環境も劣悪でした。多くの子どもたちが、亡くなったということもあるとのこと。十分な調査がまだ、なされていないということでした。
【2日目】
朝は、稲嶺市長のお話。翁長さんとの話のだぶりもありましたが、闘いに負けないようにするには、あきらめないこと。そんなTシャツを着ての、熱のこもった講演でした。
その後、みんなで、辺野古のゲート前テントに行き、励ましのメッセージを送ったところですが、ゲート前の粘り強い多くの人たちに、こちらがもっと頑張らなければと励まされる思いでした。
浜のテント前に行き、写真家の山本英夫さんから、最近の様子をお伺いいたしました。
日に50人ほどは訪れるという浜のテントです。
わたしたちがお話をきいているときにも、愛知から来ました、という方が、見えていました。
ここにテントを構えて早、10年以上。こういった闘いがあるからこそ、辺野古の阻止が保たれているのでしょう。
【3日目】
朝、船に乗って、近くまで行くことができるかもしれない、とのことで、8時に集合。
しかし、時折の大雨と雷予報が出ていて、危険との判断で、船が出ることは中止となりました。それでも朝のミーティングで、つかまったときの諸注意などが確認され、ピリリと緊張した空気が流れました。
テントと反対の浜から、辺野古基地の工事現場を見れるかもしれないとのことで、反対側に回りましたが、霧と雨で、断念。
南に下ることにしました。
読谷村役場には、憲法9条の碑が建てられています。
南風原沖縄病院後のガマを見学。
ここにも、平和の記念碑がたてられてて、案内の方は、二度と戦争をしてはいけない、とキット口を結んで、今の状況をみて、悔しそうに訴えました。
読谷のヤチムン散歩を楽しみました。
金城さんの祖父、父、長男の3代に受け継がれてきている、壺屋焼を見てきました。
また、『道の駅かでな』から見る、嘉手納基地。まちのほとんどが基地です。
島民を犠牲にした沖縄戦で、生き残った者は収容所送り。そして出てみれば、自分の家田畑は米軍に没収されていたという理不尽さです。
次に、さらに南下してひめゆり学徒がお世話をしていた、糸数アブチラガマも見学させていただきました。案内の方は、『兵隊は島民を守らない』と繰り返し、話されました。
島の人たちの無念の思い、それは、未だはたされていないのです。
平和記念公園まで、足をのばし、亡くなられた方のご冥福をお祈りしました。
初めての沖縄でした。沖縄戦とともに、いまなお、辺野古の新基地建設に翻弄され、かつ、沖縄の土地の2割、本土全体からみると、米軍施設のなんと74%がわずか、0.6%の沖縄に集中して、治外法権となっているのです。この怒りをどうすればいいのか、私たちは、沖縄の問題は、沖縄だけの問題でないことを、もっと、心すべきだろう。
■3・11金八デモ、福島原発事故から5年がたちました。
やっと、東電の責任が見えてきました。しかし、その一方で帰還させる圧力が高まっています。
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■三多摩議員ネット冬合宿 IN 府中(2016年1月28日―29日)
三多摩議員ネット冬合宿 IN 府中(2015年1月28日―29日)
第1講 困窮者支援と住まいの確保
講師:ふるさとの会 佐久間 裕章氏
ふるさとの会の活動は、このところ注目している。新大久保、新宿を拠点に、明治大学の園田先生とのコラボレーションで、支援の面的整備を図っている。不動産業も営み、サブリースした物件に入居あっせんして、生活支援も行う。介護事業もやっていて、年間10億の売り上げがあるという。やっていることは、とても必要なことであるが、具体的な事業の採算については、明確にはならなかった。一つ間違えば、貧困ビジネスになりかねないぎりぎりのところでの、支援といえる。第3者評価、どれだけ、風通しを良くするかが課題であるだろう。
しかし、こういった事業がなければ。ホームレスの現状は何ら解決されていないのも現実である。
第2講 介護保険のこれまでとこれから
講師:オフィスハスカップ 小竹 雅子さん
長年にわたる社会保障審議会の傍聴から、この15年間の介護保険のめまぐるしい変化を実感している。そのすこしでも理解できるようにすることを目的とした。膨大な資料を見ながらの駆け足の講義であったが、介護保険の変節が十分につたわってきた。
これからの総合事業、ならびにさまざまなさらなる改悪に向けて、どうすればいいのか、それぞれの自治体が知恵を絞るところだ。
第3講 婚外子差別に撤廃を
講師:田中 すみこさん
婚外子差別の問題を20年以上にわたって問題にしてきた、田中さんの緻密な戦いには、本当に頭が下がる。2013年の相続差別撤廃を勝ち取れたのも、田中さんたちの働きかけがあってのことだ。全国250万人余りの婚外子がいるという現実も、改めて、この問題の根深さを象徴する。出生届の記載削除と、変更手続きの取り組みをセットで、三多摩議会への陳情請願の働きかけをしている。武蔵野、三鷹、国立市で採択されるとともに、新たに議会の差別意識も浮き彫りにした取り組みとなっている。
八王子でできるだろうか。検討しよう。
■市長選、いがらし候補、残念な結果となりました。
多くの方のご支援を受け、私をはじめ、超党派で応援してきたのですが、
1月24日の投開票日、投票率は32%という低調の中、おおきく差がついてしまいました。
それでも、「平和くらし環境八王子市民プロジェクト」の共同代表からのあいさつにもあるように、しっかりと前を向いて、これからもがんばっていきます。
2016年八王子市長選挙の結果について
2016年1月24日におこなわれた八王子市長選挙で、わたしたち「平和・くらし・環境 八王子市民プロジェクト」が擁立したいがらし仁候補は、短い選挙戦であったにもかかわらず、5万1811人もの市民の方々の支持を得ることができました。しかし、得票率では35.62%を獲得いたしましたが、残念なことに市政を変えるまでには至りませんでした。
寒い時期の選挙戦でしたが、本当に多くの市民の方々から熱いご支援とご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。
選挙結果について私たちが残念に思っていることのひとつは、投票率が32.6%にとどまり、前回を2.35%下回る結果となったことです。選挙戦を通じ、なにより市民ひとりひとりが八王子の未来を選択するために投票所に足を運ぶように呼びかけてきましたが、浸透できませんでした。
私たちの擁立した、平和・くらし・環境をまもる超党派・共同の候補者、いがらし仁さんの訴えは、特に後半戦、一日一日と市民のあいだに共感と期待を広げていった手ごたえがありましたが、準備期間や選挙期間の短さに加え、公職選挙法による宣伝上の制約もあり、新人候補の政策内容と人柄を市民の多くに知っていただくことはできませんでした。私たちの力量の不足も否めません。
しかし、現職の「攻めのまちづくり」、開発優先の市政に対して、いがらし仁候補の掲げた「困っている」を見捨てない、くらし優先の市政――子育て、介護、教育の負担を軽減し、平和と環境を守る持続可能なまちづくりをめざした政策(「八王子八策」)は、確実に八王子の未来につながるものと確信しています。選挙戦を通して、私たちの八王子の抱えるさまざまな問題が浮き彫りとなり、解決しなければならない多くの課題が残りました。私たちは、選挙戦で訴えた公約の実現に向けて、取り組みをつづけていきたいと思います。
私たちの選挙運動には幅広い多くの市民が自発的に集い、出会いとつながりが新たな取り組みを次々に生んでいく、ダイナミックな市民選挙が実現しました。過去の市長選の共同の経験や、八王子で積み重ねられてきた超党派の平和運動、さまざまな市民活動のネットワークに、政党・政治団体、その他のグループが連なり、楽しい選挙運動を進めることができました。
予想を超える多くの市民ボランティアと700名以上の方々からのカンパ、この選挙に心を寄せる各界各層で活躍されているみなさんからの熱い応援をいただきました。とりわけ若い世代、女性たちが前面に立ち、老若男女、立場を超えて、ともにひとつの社会運動をつくりあげていく体験を共有したことは画期的なことです。これから、こうした人びとが新たに政治に参加し、地域を動かしていく新たな担い手となって活路を開いていくことでしょう。
わたしたちの経験が、ここ八王子だけでなく、日本全国でこれから選挙に取り組んでいく市民の方々への教訓とエールになればと願っています。両手を広げてつなぎ合いましょう。
これからも、希望を高くかかげて。
平和・くらし・環境 八王子市民プロジェクト共同代表 花崎 晶 橋本良仁
■ 行政視察報告 2016年1月13日 実施
■中央区における動物愛護の取り組み
・動物との共生推進委員を設置して、適正飼養の普及啓発と飼い主絵の指導助言を行っている。100人でスタート。10年たって、現在61人。
愛護ではなく、共生という考えでやってきた。
・殺処分・不妊手術の減少、ならびに苦情の減少
・好き嫌いに関係なく、よりよい環境をつくっていくことが目的⇒嫌いな人から嫌がられないように。
・災害時のペットの同行避難に関しては、一緒に防災訓練を行い、共生推進委員が調整役になっている。
感想:共生という考え方に納得。災害時のペット同行は必ずトラブルになることから、事前調整を行っている。譲渡会や不妊手術を積極的に区費負担で行い、また、負傷したネコに関しては、自立した生活が全うできる場合に対応。看取りはボランタリーの活動。
現実的な効果を上げていることがうらやましい。
■川崎市動物愛護センター視察
・2年連続殺処分を実践。所長(獣医師)以下19名の職員で対応。動物介護士が3名配置されていて、事務所内には、何頭もの介護の必要な犬や治療中の犬が、職員に温かく見守られて生活していた。成犬の適正譲渡を推進している。
2018年を目標に、新しい動物愛護センターを建設予定。
年間運営費1000万円とのこと。動物に対する温かいまなざしを感じる事務所だった。
事務所で犬の飼育をするようになったのは、2011年から。犬の様子が、落ち着いて、飼育の効果が上がっている。人と同じ。誰かのそばにいたいということだろう。
■全国フェミニスト議員連盟 セミナー
毎年行っている、大変好評のセミナーです。今回のテーマは、空き家問題、困窮者支援、女性の賃金差別、マイナンバー と盛りだくさんでした。
世田谷のまちづくり公社の取り組みは、とても画期的です。知恵と工夫で、地域の空き家をニーズに沿ったものに作り替えている。また、我が家を地域に開く取り組みは、とても参考になりました。一戸建てが多い地域で、似たような取り組みができるのではないか、とわくわくして聞きました。
今後の八王子のまちづくりに生かしていけるヒント、満載でした。