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◆議会報告会―カフェーミーティング 2008年12月
今年最後の議会報告会(夜の部は22日が最終)を高齢者プロジェクトと一緒に行いました。いつもながら、事務所がいっぱいになるほどの参加者で、熱心な議論がありました。特に、介護保険事業計画のパブコメ中なので、いろいろ議論しながら、意見を書いていただきました。議員の役割のひとつとして、市政と市民の橋渡し、があります。
市の広報だけでは不十分で、それらを補うのが、議員の役割でもあります。市役所の中で通用する言葉ではなくて、市民言葉で伝える。これが大事です。
議員よ、「書」を棄てて、もっと外に出よう。ですね。
きのうのNPO法人の理事会で、議会改革の話が出ました。多摩市議会では、議会改革を進めていて、もっと市民に議会を知ってもらうという目的で、自分たちで日程のポスターを作り、張り出しも議員がおこなっているとのことです。
「わかってもらいたい」「こんなことをやっているから、関心を持って」と訴えるには、議員自らが、本気でPR活動や議論をしていくことのみによって、聞く人の心に届くというものです。
議会報告会への参加に感謝。この輪がもっともっと広がるようにがんばります。
◆議員の会 怒りの声明文、発表
自民党新政会は、政治倫理条例の対案を出すと明言しながらも、とうとう提出されませんでした。どういうことでしょう。このことによって、2月におこなわれる総務企画委員会での審議はどうなるのでしょうか。賛成ということかな。
八王子市政治倫理条例の制定をめざす議員の会として、記者会見して声明文の発表しました。翌16日の、朝日、読売、毎日、東京新聞各社は、この問題をとりあげ、条例案のたなざらしと批判しました。

「対案」提出されず
時間をムダにすることなく、政治倫理条例の速やかな成立を!


   本日、平成20年第4回八王子市議会定例会が閉会しましたが、「対案を提出する」と表明していた自民党新政会からの対案は提出されませんでした。今後、12月中に「対案」が提出されたとしても、それを議会で取り上げるのは、来年3月の第1回定例会まで待たなくてはなりません。

   振り返ってみると、11月14日の会派代表者会で自民党新政会の対間康久代表が「(12月議会に上程するための最終締め切り日である)12月2日に独自案を提出する」旨を表明し、同月17日の総務企画委員会では水野淳議員が会派として対案を提出することを理由に政治倫理条例の継続審査を求めました。「対案」の提出は、自民党新政会が公言してきたものです。

  私たちは、この定例会で対案に対する質疑を通して八王子に相応しい政治倫理条例の在り方を議論するつもりでしたから、肩すかしを食ったような思いです。そ れより重要で深刻なのは、その帰趨に多くの市民の注目が集まっている重要案件が、前向きな討論が行われることなく、何ヶ月も棚ざらしにされてしまうことです。

 私たちは、十分な議論をしつつもできるだけ速やかに政治倫理条例を成立させ、もって八王子の政治倫理確立の礎とすべきと考えています。このため、議案提出前の8月半ばには素案を全議員に送付し、6時間に及ぶ委員会審議をふまえて各会派との調整にあたり、指摘を受けた疑問点については誠実に対応し、修正の要望も最大限採り入れ、各会派並びに議員各位の理解を得る努力を重ねてきました。こうして提出した修正案は、各委員からも評価されましたので、私たちは修正案を議案として確定させるべく、訂正請求を行い本会議で承認されました。

 このような経過の中、公の席で定例会への「対案」提出を表明したにもかかわらず実行されなかったことは、不誠実だというだけでなく、言論の府としての責任を放棄し、速やかな政治倫理の確立を願う市民に対する裏切り行為として指弾されるべきものではないでしょうか。

「八王子の政治に確かな倫理を確立するための基本的なルールをつくるのに市議会議員たるものが何故、結論を出せないのか?」
―これが多数の市民の声であり、今、八王子市議会は問われています。市民のための議会として機能しているかどうかは、政治倫理条例を速やかに成立させることができるかどうかがその試金石です。

   2月に予定されている総務企画委員会を空転させ、時間を無駄に過ごすわけにはいきません。公言した「対案」を提出できなかった以上、修正内容については異論のなかった八王子市政治倫理条例案に賛同し、可決すべきです。

 2008(平成20)年12月15日
           八王子市政治倫理条例の制定をめざす議員の会 
           井上睦子、姥貝荘一、狩野宏子、上島儀望、川村美恵子、小林弘幸、陣内泰子、
           鈴木勇次、松本良子、両角穣、山口和男、山越拓児、若尾喜美絵(50音順)
◆ケアタウン小平見学記(2008年11月13日)
桜町病院の医師で、ホスピスケアをずっとやってこられている山崎章朗先生がつくられた、ケアタウン小平に行ってきました。山崎先生は、「病院で死ぬということ」という著書があるとおり、ずっと、病院での見取りに対して、違和感を抱いてこられた方です。
ケアタウン小平は、療養支援診療所、訪問看護ステーション、訪問介護事業所、デイサービス、高齢者単身アパートが一箇所に建っています。前庭には、芝が張られ、放課後の子どもたちの遊び場です。また、子ども文庫も開設し、日曜日には、プレイゾーンにもなります。
居住部分は、木の香りがして、とても素敵な空間です。日本は、介護と住居の接点がないのですが、欧米では、福祉は住居に始まり、住居に終わる、といわれているくらい、住むところにこだわります。日本でのケア付住宅の整備が遅れていることは、日本の福祉に対する考え方をあらわしています。
そんなかなでの新たな取り組みです。
デイサービスは、医療ニーズの高い人も外出、利用できるようにと、看護士等の配置をおこなっています。介護度が高くなる人ほど、外出の必要性があるにもかかわらず、ほとんど、受け入れられていないということへの挑戦です。
子どもたちの遊び場、近所の人が気楽に立ち寄れる場所でもあります。
ひらかれた高齢者の施設なので、多くのボランティアも必然的に発生しています。
住宅と医療と介護。人生の最終場面において、誰もが必要とするこれら施設が一体となって運営されていることは、大きな安心です。わたしたちの地域にもほしいね、というのが、参加者の声でした。

政治倫理条例の継続審議があります
11月17日(月)10時より開かれる総務企画委員会で政治倫理条例の継続審議がおこなわれます。大勢の方の傍聴をお願いいたします。
なお、審議に先立ち、議員の会主催の市民集会も開かれます。
ぜひ、こちらにもご参加下さい。多くの方々の応援で、なんとか、この条例を成立させていきたいとおもっています。詳しくは、議員の会ホームページをご覧下さい。

市民集会の呼びかけ
日時:11月15日(土) 18時30分より
場所:東急スクエア12階第⑤セミナー室
資料代:200円
認知症サポーター講座 開催(10月30日)
八王子市包括支援センター堀之内のセンター長、新井尚子さんにきていただき、 認知症サポーター講座を開きました。
たくさんの方のご参加をいただきました。
厚生労働省は、認知症サポーター100万人キャラバンを展開中です。
八王子には、キャラバンメイト(講師)が4名とのこと。いろいろな場面で、認知症の理解が広がり、多くの人が支えあえる地域を作りたいものです。
認知症とは症状のことで、その原因となる病気として、アルツハイマーが約8割とか。
また、誰でもなる可能性があり、その要因は多くの人が持っているとのこと。
病気にならないようにするのではなく、病気になっても尊厳をもって生活できるようにしたいものです。
NO! 寝たきりデー2008年
法政大学で行われた、上記シンポに参加してきました。
「しっかりしなきゃ!介護保険」というテーマの通り、本当に、今後の介護保険はどうなるのか、見通しはあまり明るいとはいえないようです。
市町村レベルでは、地域支援事業の検証を進める必要があります。
① 介護報酬改定の経過 厚生労働省老健局保険課 重元博道氏
      介護従事者等の人材確保・処遇改善
      事務負担の見直し
      認知症対策
* 介護保険の枠組みをかえずに、介護従事者の報酬を上げるとすると、 結果として、サービスの切捨てか、保険料のアップにしかならない。
② ホントはどうなっているの? 介護保険財政 菅原敏夫氏
      介護保険のブラックボックスとは? 財政安定化基金に1200億円あまりの余剰
          会計監査院が返却制度をつくるよう改善措置要求
      地域支援事業の実態は?  介護保険事業に関する行政評価
          費用対効果を明らかに
          特定高齢者事業のあり方検討
* 地域支援事業がどういう効果を挙げているのか、まさに費用対効果を市町村レベルで検証する必要アリ。
          介護職の賃金アップ策は? 介護報酬を上げても、介護職給与の引き上げに歯直接結びつかない。
高齢者プロジェクト第5回―健口教室―
口腔ケアって、よくわからなかったのですが、今回、歯科衛生士さんに来ていただき、よーくわかりました。
食べることが、単に栄養 だけでなく、いかに人間としての尊厳の根本であるか、また、話す ことが、単に意思伝達だけでなく、ストレスの発散、顔の表情をつくる、 脳への刺激になっているかが、わかりました。
また、なぜ、誤嚥がおこるのか?それは、人間が二足歩行を行うよう になって、のどと口の通り道が、交差し、弁によって空気とたべもの の通りを分けているとのこと。だから、この弁の役割、筋肉が衰えな いように、鍛えることが大事という、お話でした。
納得!! 普段何気なくおしゃべりしたり、食べたりしていることを ちょっと意識して、やってみましょう。
「フィルムが紡ぐ女たち」NO.6発行です。
ビデオ/DVDに観るフェミニズム 2008~2009
毎年続けて発行している女性監督作品を中心とした、ビデオ案内です。
 ぜひ、これを参考に、自宅でのビデオライフを満喫してください。

クリックすると拡大してご覧になれます
茅野市市民館ならびに子ども館0123の視察(8月12日)
財政研夏期セミナー終了後、元矢崎茅野市長3期目の集大成でもある市民館ならびに子ども館0123を見学してきました。
50億円あまりをかけた立派な箱物ですが、図書館、小ホール、多目的ホールと、市民のための文化施設となっていました。残念ながら、休館日で中に入れませんでしたが、稼働率90%以上とのことで、多くの市民に利用されていることが窓越しからもわかります。全面ガラス張りのあかるい館内は、訪れる人を幸せにしてくれるようです。
  2000席の市民ホールと事務所、ショッピングセンターが2フロアのみ、金融、医療機関が1階部分に入るという、八王子の南口再開発ビルとは、同じ箱物でも違うようです。
  駅の反対側には、子ども館0123.一日の利用約90組という賑わいです。おじいちゃんやおばあちゃんに連れらたチビちゃんたちが、変身ゴッコや滑り台に興じています。訪問したときは、若いママたちでいっぱいでした。
  明るく、広い空間がうらやましい。
1点豪華主義か、分散型か。八王子は分散型ですが、それにしても、ひとつひとつの施設がちょっと貧弱でせまい。何とかならないものでしょうか。
  また、中高ランドのチノチノは、中高生が好きにすごしていい空間です。卓球をやっているグループ、テレビを見ているカップル、おしゃれに余念のない女の子、とさまざまです。駅前という地の利が大好評とのことです。
  他の行政の似通った施設を見学することは大いに勉強になります。




韓国スタディツアー報告(8月2日-5日)
8月2日 アシアナ航空で羽田空港から金甫空港へ。
    2度目の韓国ではあるけれど、しっかりと歴史と向かい合う旅は今回が初めてです。
飛行機の機内食にはきムチが出ました。やっぱり、韓国とキムチは切っても切れない関係です。これからの3日間、どんなキムチに出会うことでしょう。
  到着後、ホテルへ。まさにソウル市内のど真ん中。日本語OKを売りにしているホテルです。荷をほどいたあと、今回のスタディツアーのコーディネートしてくださった方々との交流会です。所狭しと大小さまざまな盛り皿で、たくさんのキムチが出てきます。おかわり自由。えごまのキムチ(大葉ににたもの)、のりキムチなど、日本ではなかなか味わえないものです。このカメでキムチをつけるのでしょう。キムチ休暇があるとか。

8月3日 今日はバスで2時間ほど郊外のナヌムの家へ。
ここは、従軍「慰安婦」とされた人々が、片寄せあって生活しています。ひっそりと建ているその家を多くの若い人たちに支えられて、明るい光を発しています。しかし、その一方、歴史館は忘れてはならない人々の歴史でいっぱいです。戦争によって、特に女性が性暴力に遭うことは、いまも連綿と続いています。だから、忘れてはならない。そして、この悲劇を繰り返さないためにも、戦争の根絶が必要です。

日本語が上手なオモニとしばしのおしゃべり。つらい思いも忘れて、楽しそうに応対してくれました。

  途中のインターチェンジで、見かけた「おでん」です。日本との食文化の類似を感じます。お味は試してみませんでしたが・・・

遅めの昼食は超豪華版です。休日ということもあって、家族連れでにぎわっていました。
 
夕方からはソウル市内観光です。
 高速道路を取りやめ、川を復活させたというチョンゲチョンの周りでは、イベントがいっぱい。男女の若者が繰り出しています。また、市庁舎前は、アメリカ産牛肉の輸入解禁で行かれる若者たちが、手に手にキャンドルを持って集まった場所です。

8月4日 今日は女性団体との交流です。
   最初に訪問しタシハムケセンターは、「もう一度ともに」センターという意味です。   立派な女性センターの5階にあり、ソウル特別市から委託を受け、「(社)性売買根絶のためのハンソリ会」が運営する民・官連合機関として、性売買における被害者の救済と自立・自活を支援しているところです。
 
女性たちが手を携え、知恵と体力を使って、支援をしている姿は感動的です。
政府からの支援を受けているとはいえ、民間団体ということで、政府に対してもしっかりと責任を追及する姿はさすがです。

女性民友会のオフィスを訪問。ここもわかいスタッフが働いています。アメリカ産牛肉輸入解禁反対のキャンドルデモを毎日やっているとのこと。面白いグッズがいっぱいです。
 
ここでは、女性差別をなくすために、さまざまな工夫を凝らして、啓発キャンペーンを行っているのです。楽しく、そして持続する活動を。どこも同じですね。

 
最後の訪問先は、ホットラインです。日本もそうですが、韓国でもDVが深刻な問題となっています。そして、デートDVに対するキャンペーンも同時に行われていました。 狭い一室でのミーティングでしたら、新しい部屋を作るとのこと。政府の援助なしに、会員による支援で運営されている様子にびっくりです。弁護士などの専門家もボランティアとしてかかわっています。
8月5日 いよいよ最終日です。3.1独立万歳運動の発祥の地、タプゴル公園に行きました。
  公園には、おじいさんたちがひなたぼっこ。まさに「おじいさんのデーサービス」といった様相でした。
 
飛行機に乗る前に、いんさどんでの自由時間です。アメリカナイズされたコーヒー店でのテイクアウトコーヒーは3000ウォン(約320円くらい)、スターバックスもたくさんありました。また、韓国はアートの国とか。道路にピアノ鍵盤が描かれていておしゃれ。
その一方で、こんな古めかしいお店も街中にマッチしています。
 3泊4日の旅は、行く前は「ちょっと長いな」とおもっていたのですが、とんでもない。あっという間にすぎてしまい、見るもの、聞く話、どれも心揺さぶられる経験でした。
近くて遠い国、韓国をおとづれ、ささやかながら、女性たちとの交流ができたことは大きな収穫でした。
三多摩議員ネット夏合宿(7月23-24日)
青梅かんぽの宿での夏合宿です。
参加議員約13名あまり。いつもながら、勉強になります。
今回は、国立の市民の方から、離婚後の子どもとの面接権の保障についての問題提起がありました。
離婚に関しては、どうしても女性に対してきびしい目で見られがちです。子どもの親権に関しても、母親が養育したいという申し出をしても、経済力等の理由で、男性側に親権がとられてしまうということをよく耳にします。
なので、今回の場合の面接権の保障という場合、離婚女性にとってどうなのか、ということで考えました。
実際のお話を伺うと、子どもをめぐって、まさに「争奪合戦」といった醜い争いが行われていたり、だまし討ちのように、面接権の設定をしてもそれが守られていなかったりと、親の都合で、振り回されている子どもの実態が浮き彫りにされました。
どういう事情であっても、子どもとの面接交渉権は人権として、位置づけてほしいとの訴えでした。
2日目は高尾の圏央道ウォッティングです。
ワイワイデッキで、虔十の会<ケンジュウノカイ>の坂田さんから、お話を伺いました。
粛々と工事がすすんでいるとのこと。
緑豊かな山間に、不気味なトンネルが開いています。
多くの人が高尾山のこの実態を見てほしい。
そして、圏央道開通のために、高尾山トンネルが本当に必要なのかと。

高齢者サポートセンター「こぶし園」訪問記 (2008年7月1日)
7月1日、新潟県長岡市にある、高齢者サポートセンター「こぶし園」   を訪問してきました。この施設のコンセプトは、「施設の解体」です。
地域で暮らせるようにするためになにが必要かを模索していく中で、 たどり着いたひとつの姿です。開所当初は、街中から離れた場所に 作られた、病院、障害者施設、特養だったのですが、「もっとまちな かで!」をスローガンに施設展開が図られてきています。
 
バリアフリー住宅です。大家さんがこの住宅を建て、法人が一括して借り受けています。
車椅子での生活を可能にし、ちょっとした共同スペースがあり、また、隣には、サポートセンターがあって、安心です。通りの向こうにデイサービスがあり、ここから歩いて通えます。人が見える、街中の施設です。
住まいとともに、地域での生活を支えるのは、食の安心です。
365日、朝、昼、晩、3食を提供しています。大きくしないこと。配達できる範囲が地域だということで、このサービスがなりたっています。施設長いわく、「施設では、3食提供されている。なんで、地域在宅が、週2回とか、昼食だけといったサービスなのか、理解できない。3食あるのが当たり前。そうなんですが・・・
でも、大きくやろうとしないで、地域でできるくキャパをきめて、それを実践する。
これが当たり前の福祉なのだとおもう。


特養に入所していた方を、地域にお戻しする。それが、地域密着 型小規模多機能施設です。入所される前にこの地域に住んでいた 方がここで生活されています。メリットは、本人にとってなじみ の場所であるということ、家族をはじめ、友人、知人等が、気楽 にあそびに来てくれる。にぎやかになっています。
部屋も広々としています。いいですね。こんな施設がたくさんあ るなんて、うらやましい。

施設長はいとも簡単に、これだけの整備をしてきたことに対して、 お話をされました。「お金もかけていないんですよ。
できるんですよ。お金をかけないでやる方法があるんです。」
わたしからみると、魔法のプロジェクトのようにおもえるのですが、そうでもないらしい。
秘密は、施設を自分で所有しないということ。これに尽きるようです。そして、できるだけ、小さく、小回りが聞くように、住宅地や商業地域に密接してあることが大事、と話されていました。なるほど。


政治倫理条例で緊急記者会見 (2008年6月24日)
第2回定例議会最終日。第63号議案(黒須建設が⑦中の体育館改築工事請負について)に反対・退席した12人の議員のうち、10名の議員の連盟で、今の八王子の工事発注の仕組みがおかしいこと、そのなかで、黒須建設(市長の実弟が社長で、濃密な親族会社)が3年連続工事受注高トップ、さらに、今年度は、5月の時点で、すでに昨年のトップの額をすでに超える4億5千万円の受注高になっていることを問題とし、9月議会に向けて、政治倫理条例を作ることをアピールしました。


共同アピール文は以下のとおり。

八王子市政治倫理条例の制定をめざす共同アピール

八王子市民のみなさん。私たち10人の市議会議員から共同の訴えをさせていただきます。
 第2回定例会市議会が6月9日から24日まで開催されました。その中で黒須市長の親族企業(黒須建設)が八王子市の公共事業の土木分野で受注額が市内業者で3年連続トップであることが明らかとなりました。さらに、新年度に入ってすでに5月の段階で3件、4億5千万円の工事を受注し、黒須建設の受注額は黒須市政の下で過去最高額を超えております。しかも今回、受注した市立第七中学校体育館改築工事の落札率は99.92%にもなっております。
 市長の親族企業がその自治体で公共事業の受注が3年連続トップというようなことは全国でもあまり例のない異常な事態と言わなければなりません。このような状況を是正することは、政党・政派を超えた地方議員に課せられた重大な責務と考えております。全国の自治体の中には、市長や議員の親族が公共事業の受注を自粛する政治倫理条例を定め、こうした事態を生じないようにしているところが多数存在しております。三多摩では、国分寺市、多摩市が実施しております。
 私たちは、9月の第3回定例会に公正、公平で、市民に信頼される市政を実現するために、政治倫理条例を提案することにしました。そのためには、市民のみなさんの強力なバックアップが必要です。後日発表する政治倫理条例案に対する市民のみなさんのご意見をいただき、制定をめざす集いなども開催したいと考えています。なにとぞ、大きなご支援をいただけますよう心からお願い申し上げます。
2008年6月24日
 八王子市議会議員(五十音順)
  井上睦子、狩野宏子、上島儀望、川村美恵子、陣内泰子、鈴木勇次、
    松本良子、山口和男、山越拓児、若尾喜美絵

また、各新聞がこの問題を大きく取り上げました。読売新聞の記事を貼り付けておきます。
ブログにも随時掲載しています。併せてご覧ください。
第15回環境フェスティバル 大盛況! (2008年6月7日)
お天気に恵まれた、環境フェスタ。
多くの参加者でにぎわっていました。
こういうイベントに参加しておもうのは、市民のパワーがすごくあるということ、 職員のひとたちが、とても熱心。
そして、八王子は、50万都市で、リサイクル率1番。
なかなかやるね。
でも、もっともっと、がんばってほしい。
今回参加して、アクリルたわしの作り方 学びました。
  水環境がよくなっていること。生き物が身近に感じられました。
  環境教育の実践が根付き始めています。

浅川や湯殿川のいきもの

環境教育パネル

かわせみ会の紙芝居(ぽっぺん先生をおもいだします)
行政視察日記     福井県敦賀市・石川県金沢市(2008年5月14日~16日)
敦賀市のつるがいきいき子ども未来プランと子育て総合支援センターを見学に行ってきました。
敦賀市は原発銀座を抱える港町。その昔、北前船で北海道からの昆布などを荷揚げして栄えてきた北陸の港町です。原発補助が市の一般会計の8%を占めるというかなり特殊な地域です。敦賀市の視察は、なぜ福井県は合計出生率が上昇しているのか、そのなぞを解くためでした。それは、共働き家庭率が全国1位で、核家族化がすすんでいる中にあっても、特殊合計出生率が1.7をキープしていられる背景として、待機児童ゼロ、保育園21園のうち、公立保育園15園という市の保育への関与がとても大きいということ、それゆえ、親支援事業*がスムーズに実施できているということがありました。
  *親支援事業:保育園にお迎えのとき、お茶とお菓子を用意して、親のネットワークつくり、悩みの相談などを日常生活とリンクさせながら行っているもの

あかるい子育て総合支援センター。利用者のお母さんは、
敦賀に来て保育が充実しているので、満足。

原発交付金のおかげか。道路が大変広い。
道路の脇に駐車スペースがとられている。

港で、北海道からの海産物を荷揚げして保管していた、
レンガつくりの倉庫。小樽ととても似た街づくりになっている。


金沢市では保健所見学です。
専門職を雇い、検査も自前。保健所行政は、中核市になる以前からの事業として充実しています。立派な保健所は、子育て広場もかねています。その充実振りに驚くばかり。
なぜ、金沢市でできるのでしょ。などは解けませんでした。

金沢の町は古い城下町。前田藩です。
そして、市民でにぎわっている近江市場
こういった市場があるのは、まちづくりの魅力です。
荻窪、吉祥寺、下高井戸など、東京にも市場が待ちの活性化に一役買っているところは多い。

そして、福祉機器の展示ショールームはさすが!
こういった選択をサポートするシステムがあって、初めて、私たちは介護保険のよき利用者となれるのだとおもいます。
業者任せにしないで、しっかりとした、ニーズにあったサービスの提供は、昨年訪れた秋田市鷹巣のケアタウンに共通するものでした。
おりしも、車椅子に座りながら着付けられる浴衣展示をやっていました。
これを着て、梅雨まえの金沢の百万石祭りをみんなで楽しむのですね。
八王子にもほしい。
次世代のために持続可能なまちをつくろう―陣内秀信氏(法政大学教授)講演会―
3月30日、ひの環境フォーラム実行員会主催の上記講演会に参加しました。
目からうろこの講演でした。
土地には、歴史がある。その歴史の上にまちができている。丘陵や水路といった、地形や先人の生活の知恵がいっぱい詰まっている歴史的土地利用に考慮したまちづくりが今、求められている。そんなお話でした。
陣内秀信ゼミは、そんな歴史おこしから、まちづくりを洞察している。
これって、私たちの記憶に中のDNAに触れ合うものではないのでしょうか。
ニュータウンが、一見合理的で快適とはいえ、いろいろなメンタルな問題を噴出させていることを考えると、私たちの感性はそれほど変わっていないということで、そういった眠れる感性のよりどころが地理学的歴史認識なのでしょうか。
八王子も市史100年史の編纂作業にとりかかっています。
ぜひ、こういった視点で、まちを俯瞰してほしいものです。
(ここをクリックすると拡大してご覧いただけます)
行政評価報告アンケートです(2007年版)より

(ここをクリックすると拡大してご覧いただけます)
予算の総括質疑に使ったアンケート結果です。
  これをみて、27.計画的なまちづくり(JR八王子駅南口再開発など)や、24.市民文化活動(新市民会館建設など)によせる、市民の重視度は、平均以下。
18.医療体制つくりに寄せる期待が大きいというのは、昨今の医療問題、たとえば後期高齢者医療制度や介護保険制度、医師不足や救急車たらいまわしなどの社会問題を反映してのことと容易に想像できます。43.44.のごみ減量や適正処理に対して、実現度が高いということは、ごみの有料化以降、多くの市民の意識の中に、ごみ減量意識が浸透し、また、その実現過程がじゅうぶんに市民へフィードバックされている証拠と考えられます。13.子どもの健全育成や学校教育の充実にも年代を問わず、大きな関心が寄せられていることがわかります。
このような市民の市政評価からいって、「疑問が多いJR八王子駅南口再開発事業を何がなんでも、強行する理由が見当たらない」と問うたところ、「南大沢の人には、JR八王子駅再開事業に関心がない。緑豊かな川口や恩方のひとにとって、みどりの保全に関心がない。でも、我々は全体のことを考えなければならない」というのが市長答弁でした。
これって、市民を馬鹿にした発言ではないかしら。
どうしてそんなことがいえるんでしょうか。
また、行政部長の答弁も、市民の関心は身近なことに終始している、というものでした。 政治って、身近な問題を解決することではないのですか?
こういった市長や行政トップの判断は、大きな市の仕事に庶民は口を出すな、といわんばかりです。
きちんと情報を提供して、判断を仰げば、市民に判断できるし、そういった市民が一人でも多くなることが、市民自治の基本だとおもうのですが・・・
議会基本条例を持つ、北海道栗山町では、議員が手分けして、議会報告を町民に行い、また、町民から、さまざまな適切な指摘が行われているとのコト。
市長の発言が居直りではないかしら、と感じるのは、自ら、市民への理解の努力を怠って、市民は自分の身の回りの道路や環境、医療のことなどにしか関心がないが、市政運営はもっと大局からおこなうもの、と決め付けているからです。
大局からの市政運営でもいいから、せめて、市長自身が言っているように6割以上の市民に賛同してもらえるような市政運営を行ってほしいものです。
本当にJR八王子駅南口再開発事業がどうしても必要な事業なら、市民の中に入って、理解を得られるように説明をする努力を惜しまないことです。
「何をやっても反対はある」という発言も、反対する人の理解を得ようとする努力を放棄する以外のなにものでもないとおもうのですが、どうでしょう?
2008年度予算の説明会を事務所で開きました。
主な事業をピックアップして、議論沸騰。
その中で出た多くのご意見が、「市民の声がとどかない」というものでした。
議会だけが、市民の代表ではないはず。さまざまなところでの市民参画を模索しなければなりません。とくに、後期高齢者医療制度など、国の制度に対して、自治体は、しっかりと市民の声を聞き、国と闘う姿勢が求められているのではないでしょうか。

2008年度予算(案)勉強会  資料(2008年2月21日)
一般会計規模  1713億円  前年比 2.5%増(9年ぶりに1700億円台)

<主な新規事業>

本庁舎改修 5億7千万円  (約42億円 2010年工事終了予定)
JR八王子駅南口再開発事業関連 22億8000万円 (貸付)(総事業費約350億円)
                   (公費負担3ヵ年総額約91億円)(2010年竣工予定)
JR八王子駅南口地下駐輪場整備 3億5000万円(総事業費10億円)
新市民会館整備  46億4000万円(総額約116億円)
中国残留邦人支援 1億1500万円
シルバーサポーター制度 65歳以上の高齢者のみ世帯  1000万円
高齢者サロン活動支援  10人以上で月2回活動 1団体 12万円
食事提供サービス活動  15食以上 週2日以上 1団体 62万円
公立保育園以外の保育サービス利用者補助     5700万円
つどいの広場事業拡充  2ヵ所  3500万円
妊婦検診        2回→ 5回へ  1億2200万円
緑町霊園整備 (合葬式など) 1億4000万円
廃プラスティック中間処理施設建設  3000万円(総額7億3000万円 22年完成予定)
高尾山駐車場整備        6500万円
高尾の里整備   1億円 (総事業費 14億3000万円 2010年完了)
高尾駅南北自由通路等整備  4億7000万円(総事業費32億円 2010年完了)
区画整理事業       37億4000万円
公園整備         5億円
   片倉つどいの森  2010年開園予定 (総事業費 23億4000万円)
教育支援人材バンク   480万円
学校トイレ改修     7億円
中学校給食(2009年実施)
学校・体育館の耐震補強       5億円
小学校改築           11億円
中学校改築           14億円
ブックスタート          700万円
戸吹総合運動公園  1億5000万円(総事業費 14億6000万円 (2010年完成)
総合体育館建設調査 500万円

介護保険会計
介護予防事業  ボランティア、ポイント制度 2200万円
2008年2月JR八王子駅南口再開発事業が始まりました
1月15日に起工式が行われ、八百屋さん、お菓子屋さんが立ち退き、今、掘り返しが始まっています。あの、りっぱな大木も切り倒され、殺風景な駅前となっています。

 現職市長が3選されたからといって、この事業への市民合意ができているというわけではありません。疑惑も消えていません。
施行業者の選任の問題、新市民会館の規模の問題、地域事務所の必要性などなど。
マンション建設の民間事業であれば、なにおかいわんやですが、市の再開発事業です。スーパーしか入らない(しかもまだそれは未定)建物にどうして賑わいが期待できるのでしょうか。市債を減らしてきたといっても、2500億円もの借金がいぜんとしてあるのです。
また、地下駐輪場の建設は、住宅・都市整備公社がやるのですが、いったいどこが実際の工事を請け負うのでしょうか。しっかりとチェックしていきます。
八王子市長選を終えて
寒い中での市長選は、現職市長の3期目当選という結果で終わりました。
私が応援した新人橋本良弘さんは、かなりの善戦で残念でした。
選挙報告は、ブログならびに八王子市役所選挙管理委員会ホームページをご覧下さい。

分析① 投票率がまだまだ低い。せめて40%、できたら、45%程度の投票率となるよう、努力すべきであった。選挙管理委員会の選挙広報の問題もあるが、市政に対しての無関心を、どう改善するかが、問われています。
市民協働を掲げながらも、この投票率ではお恥ずかしい。市民の問題というよりは、市政のあり方の問題です。市民参画の進め方にも問題があるのではないでしょうか。
公募市民やパブリックコメントなどの意見募集といったものだけではなく、より実質的な市民の参画意識の高まりが必要です。そのためには、市政にかかわる市民に、「かわるかもしれない」「市と議論ができた」という実感が持てるような仕組みが必要です。

分析② 現職市長は、実績を強調した選挙戦でしたが、実質的な票の伸びは8900票あまり。有権者の伸びが1万人余りあることから考えると、新人候補に流れた批判票に勢いがあるといえます。こういった市民の声が、これからの市政にどう反映されるか、しっかりと見ていかなければなりません。

分析③ 50万人以上の人口を抱える八王子市でも、10万人以下の小さな自治体でも、選挙期間は1週間で、車は2台。選挙制度のあり方が問われています。

分析④ 医療制度改悪、介護保険改悪といった国の制度の国民の命切捨ての施策から、どう市民を守るのか、が問う選挙、という側面もあったのですが、この点はあまり大きく争点となりませんでした。
それは、民主党を中心に一丸となって、国と戦うという姿勢をこの市長選で示せなかっ たことも大きな原因のひとつでもあります。これからの地方自治体は、国や都と同じ方向を見ているのではだめです。小児病院、そして高尾山の自然体系の保護、これがそうです。八王子の百年の計での論戦が不足していました。


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