放射能測定会に参加しました。 2011年
市が実施している12箇所の測定ですが、実際にどのようにやっているのか、一緒に測ってみようということで、計画されたツアーです。
あいにくの雨という、悪コンディションでしたが、2班に分かれ、総勢10名ほどの市民参加がありました。
市民が持ち寄った、2台の測定器と市の測定器。同じ場所で、測ったのですが、
数値にはいろいろな隔たりがありました。これをみると、市の測定結果のみが正しいともいえないような気がしてきます。また、公園の真ん中で測ることに、ちょっと疑問。
子どもたちが遊びそうな場所を中心に測ることが必要ではないかしら。
というのも、何のために測定するのか、ということです。
やっぱり目的は、子どもの安全のために近寄らないところを見つけ、対処すること。
そのために、比較的セシウムが多く残っているようなところを測るべきでしょう。
結果は以下の通り。
文部科学省のセシウム航空写真でもわかるように、東京の西部、奥多摩町や檜原村に比較的多量のセシウムが残存しています。
八王子でも、西部地区がその影響を受けているといえます。
今回の私たちの測定でもその傾向はつかめますし、市の測定値をグラフに入れても同様の分析が出来るようです。
【測定ツアー2回目】
北野下水道処理施設には、行き場のない汚泥焼却灰が保管されています。
その様子は、以前ブログで報告しましたが、今回は周辺の空間線量測定です。
本当は、中に入って測定したかったのですが、
市では敷地内4箇所はかっていて、公表しているので、遠慮ねがいたいということでしたので、しかたなく、周辺を測りました。
なかなかおもしろい測定会でした。
■ 食品放射能測定室を作りましょう
私たちの八王子に市民による市民のための食品放射能測定室を作りましょう。
自分たちの手で、実際に測ってみる。こんな確かなことはありません。
多くの方のご賛同をお願いいたします。
随時、測定デモンストレーションも行います。
11月21日から連続測定会が実施されます。
実際に、どんな風に測るのか、見に来てください。
主旨:
2011年3月11日、東日本大震災により東京電力福島第1原子力発電所の事故が発生しました。東京都においても放射能物質が検出され、放射能による健康被害への不安が高まっています。
いま、私たちの食卓は放射能汚染を前提に準備せざるを得なくなっています。子どもたちが毎日食べる給食にも影響が及んでいると考えられます。いかにして汚染の少ないものを選ぶかに、日本全国で多くの人々が心を砕いています。汚染の低い食品を選ぶためには、食品を測定するしかありません。
本年度中の実現をめざして市民の方々に広く呼びかけ、寄付を募る形で、食品放射能測定室の設立運動を始めることにしました。目標額は500万円です。
* 寄付金にご協力をお願いいたします。(一口500円から)
* 一緒に活動してくださる方、測定室の場所も募集中です。
【主催】 子どもたちの未来と自然エネルギーを考える八王子市民講座
電話 080-3386-5962
FAX 020-4624-2381
MAIL hachikou802@yahoo.co.jp
URL 測定室プロジェクト(寄付金の現況を随時公開)
ゆうちょ銀行・振替口座00180-8-290904
口座名・八王子市民講座測定室プロジェクト
呼びかけチラシ
画像をクリックすると大きくなります
■ 『フェイルが紡ぐ女たち』Vol.9 出来ました。
女性監督作品を中心に、2010年から2011年にかけて封切られた映画をみんなで論評し、おもしろ度 フェミ度★☆マークをつけました。DVDショップに行くときのお供に、映画上映会を行う際の参考に、ぜひ、お買い求めください。
定価500円です。
5冊以上御注文の場合、送料無料
申し込み用紙はダウンロードできます。バックナンバーも取り扱っています。
申し込み先FAX 03-3306-2762
FAX 042-636-8640
申込み用紙はこちらからダウンロードできます
石巻訪問記 2011年8月11日~12日
【1日目】 まだ仙石線は復旧していない。石巻と仙台を結ぶのは、高速バスのみ。乗れない可能性もあるということで、朝の7時に並ぶ。なんとか、乗れて、出発。
しかし、お盆ということもあって、渋滞が続く。石巻駅についてのは、9時ちょっとすぎ。約2時間の行程であった。なんとバスで乗り合わせた隣の方は、自治体(たぶん東京都)の職員の応援の方で、遅れのお詫びの電話をしていた。
この方は、多分、毎日このバスで、市役所等に応援に通っているのだろう。ご苦労サマ。
駅で、地元ボランティア支援を行っている、「保健室のおばさん」グループのSさんと近隣町議のIさんが迎えてくれた。海を一望できる日和山公園に上って、説明を受ける。眼下に広がる空き地みたいなものは、津波で住宅地が一掃された跡だった。津波と同時に火災が発生した。ここは、住宅が密集していたという。海傍に病院が建っている。ここにいらした方は、何とか避難できたとのことだが、また、同じ跡地に病院建設の話が持ち上がっているそうだ。
住宅に関しては、建設禁止区域に指定となったという。
一休みして、荻浜地区に向かう。ここは、60世帯ほどの入江の静かな漁業地区。牡蠣の養殖やあわびをとって、漁業で生計を立てている地区である。高台の1件を残し、壊滅。やっと月曜日から仮設住宅で生活がはじまった。テレビ、クーラー、炊飯器、洗濯機、ポット、炊飯器といった電化6点セットはついているが、暑い。そして、一人暮らし、2人暮らしの場合は、4畳半2つと台所である。新鮮なお野菜を持っていき、皆さんにおすそ分け。買い物は車で行くしかない。真っ黒に日焼けした中学生もここで生活をしていた。しかし、仮設住宅は狭く、2世帯が住める状況にない。若者世帯の多くは、街の仮設にはいって、地域が分断されてしまっている。
漁協の方のお話を聞く。まだ、漁の再開とまでは行かないが、若芽の養殖は開きごろから仕込まなければならないという。あせる気持ちと、これからどうなるのかという不安で、先が見えない。情報からも隔絶されている。中古パソコンで情報を集めたいということで、取り急ぎ、1台寄贈する。
漁協関係者のかたは、まだ数人いらっしゃるので、中古パソコンがあと。8台ほどほしいとのこと。ぜひ、ご協力ください。
荻浜漁港は、岸壁が1メートルも沈んでしまって、再開のめどが立っていない。
やっと、8月上位順に、海底の清掃が少し片付いたという。
ちょうど、ひじき漁で船の中がいっぱいになっていたときに被災。すべてを失う。
牡蠣養殖のアコヤ貝の貝殻、浮き、ロープなどが、岸に積まれているだけだ。
ちょうど、ピースボートのボランティアの方々が、岸壁に放置されているロープの片づけを行っていた。
お墓の草取りなども依頼されているという。
3泊4日でのボランティア活動。若者の日焼けした顔がまぶしい。
案内をしてくださったSさん。「本当にボランティアの方々がよくやってくださっている。自衛隊の人たちも、とても丁寧で、心をこえて復旧作業に当たってくれている。うれしかった」
日本をはじめ、大型ハリケーンや地震などの災害が世界各地で頻発しています。
ぜひ、災害救助隊としての位置づけを、などと、皆で話し合いました。
隣の折浜に行く。ここも牡蠣の養殖をいつ、始められるかと、天井がなくなった自宅を片付けながら、漁の手配も始めている。たくましく生きているとは、まさにこのことであるが、しかし、彼らたちだけに、任せておくことは無責任である。一刻も早く、漁への見通しを国が示すべきである。
このあたりは、南リアス地区であり、ちいさな湾が入り組んで、それぞれのところで、10世帯から60世帯ほどの集落を形成している。幸い、この地区は、地区毎、ちょっと高台に仮設が建てられ、そこに入居できる見通しをいう。地盤が沈下して、車が通るために道を盛り上げている。
女川港に向かう。病院が高台に建っているが、なんと、この14メートルの高さまで津波が押し寄せ、病院の一階部分は浸水。駐車場の自動車は流された。
津波をまともに受けた、ビルは横倒し。また、なんとか、こらえた4階建てのビルの屋上には、津波の痕跡が残っている。
石巻魚町。漁協の水産工場は水没。道路も水没していて、盛り上げた道路から落ちないように車を走らせる。復旧はいかに?
缶詰工場もやられ、商品を泥の中から掘り出し、ボランティアの方々がきれいに洗って、なんとか、支援物資として、提供できるようになっている。金華さばの味噌煮、さんまのツミレなど、夕食時にいただく。あまり缶詰を食べなれていないが、とても、おいしかった。ぜひ、事務所等での販売につなげていきたい。
あわせて。水にぬれてラベルが取れた水産加工物も商品にはならないが、応援物資として、販売ルートを開拓したい。
【2日目】 石巻市十三浜にいく。ここは天然あわびの宝庫。厳正に品質管理をおこない、密漁対策もおこなってきていたというのに、なんと、稚貝が6月調査時点で、震災前の9割減と激減。やりきれない、しかし、このままでは、だめだと、高齢ながらも漁協十三浜支所の漁協長は再建に奔走している。この地区は、他所に比べて、後継者も多くいるという。
支所の
養殖わかめ復活支援サポーター募集事業が始まっている。
(画像をクリックすると大きくなります)
道は南三陸へと続く。道の左側は吉浜小学校。そして、右手に十三浜支所。ここは指定避難所となっていたが、その跡は無残なものであった。吉浜小学校も、屋上まで、水につかり、がんばれ、吉浜っ子とかかれた、横断幕が切れ切れている。
東京新聞8月10日、こちら特捜部で記事が掲載されたが、この指定避難所に避難した57人のうち、54人の方が、犠牲となっている。指定避難所だからと、あえて、ここに避難してきた方もあったという。職員2名、学校の子どもたちも10人ほど、犠牲になった。避難所の市から言えば、「なぜ、ここに」と、だれもが疑問に思うような海側の立地である。
ここはちょうど大川小学校の対岸になっている。橋を崩落し、ぐるっと回らないといけない。大川小学校100人のうち、78人の子どもたちが波にのまれたた。校庭で点呼し、橋のほうが高台なので、そちらへ移動し始めたとき、地元のひとに、「何やっているんだ、にげろ」と促され、あわてて、裏山をよじ登ったという。一斉捜索が前日行われていたこともあって、ちょうど、警察官による慰霊祭が行われていた。心痛む。安らかに。
海に流れ込んでいる北上川は広い川幅をもつ。この川が津波と化して押し寄せたかと思うと、今でも身震いがする。
この目でどうしても被災地の状況を焼き付けておきたいと、訪問させていただいた石巻市。
お世話いただいたSさんは、元養護教諭。障害を持つお子さんの避難所支援からボランティア活動を始めたとのこと。障害のあるお子さんの避難所暮らしは、容易なことではない。気兼ねが続く。そんなおり、社会福祉法人が土地を提供し、財団がお金を出して、「ケア付仮設住宅」に建設され、入居できたという。
多くのことを見聞きさせていただいた。今後の八王子の防災計画にどう、役立てていくのか、これからだ。
お世話になりました。本当にありがとうございました。
顔の見える支援のかたちを、これからも模索していきます。
全国フェミニスト議員連盟 夏合宿 IN 北九州 報告
7月30日から、北九州市で開催された夏合宿に参加しました。
テーマは、「増やそう、女性議員~みんなが生きやすい社会をめざして」です。
オープニングには、100万人政令都市長がごあいさつに来てくださいました。
市長は男性ですが、子育て支援課長は女性。あらゆる施策に男女平等を、と目を光らせている存在とか。頼もしい限りです。
市長も男女平等には関心があり、女性の育成には積極的と思われました。
北九州市の女性議員数は、61人中9人。まだまだ増えてほしいですね。
■1日目
基調講演 福島みずほさん
「政治に女性の力を」
① 現状は・・・ジェンダーエンパワーメント指数は109位中57位
働いている女性の6割は、妊娠・出産で退職
女性の働く人のうち50%が非正規雇用
(M字型雇用の改善は図られていない)
女性の貧困問題の深刻化
(低年金、シングルマザーなど)
② この10年・・・進展とバックラッシュ
③ 何が変わる・・・政治の優先順位が変わる
ex.民法改正、DV防止法、子育て支援
モット女性の大臣、組長、自治体女性議員を!
クオータ制の導入
2020年30%
④ 震災における女性の視点
阪神淡路大震災で、やっと認識されるようになった女性の視点。
今回の東日本大震災の対応に生かされているのか。
これからの地域防災計画において、積極的にとり組む必要がある。
⑤ 脱原発と自然エネルギー促進
■シンポジウム
3人の現職女性議員による、なぜ、議員になったのか、女性議員が増えない理由、そして、会場へのメッセージ が語られました。
選挙制度に対する指摘がありました。有権者との「協働」。政治は生活。女性の視点は不可欠とのつよい問題意識を持つ。など、これまでもいわれてきたことも多くありますが、あらためて、こうやって、全国の女性議員が集まって、情報交換をすることの意義が大きいことを感じました。
■交流会
食事をしながらのリラックスタイム。九州地方からは、多くの女性議員が参加。
石垣市からの若いママさん議員も、遠いところ、でてきてよかったといってくれました。どうしても議会の中では、異端視扱いがおおい、そこでシュンとならないように、
みんなそれぞれの持ち場で工夫し、ガンバっているというエール交換は、何にも変えがたい力です。
新しい立候補者が同一年代に影響を与えるとおなじように、女性議員というかなり荒っぽく分ではありますが、こうやって影響を与え合う場があって、よかったです。
■2日目 分科会
① 政策決定にもっと女性の声を~クオータ制を考える」
② 震災と女性~これからの地域つくり」
③ ESD(持続可能な開発のための教育)の視点から防災教育とエネルギー環境教育を再検討」
私は、②分科会に参加。
宮城県加美町議の被災地支援のお話を、とっても具体的に心詰まるものでした。
こういう方がいることが希望です。
広場の提供、街角支援を行ってきているとの事です。
それに続く、北九州市消防局危機管理室長のお話は、阪神淡路大震災の経験を生かして、しっかりと危機管理マニュアルが作られている、というものでした。
これは、八王子でも使える!
避難所運営マニュアルが出来ていると同時に、さび付かないように訓練もされているとの事。防災会議や計画策定に女性の声を反映することも大事ですが、具体的な避難所運営における、男女平等視点、女性の視点が実際の運営にとても役立ちます。
まかないは女性、これって、最初は無理ないことですが、避難所生活が長期になってくる場合には再考がひつようですし、女性だって、昼寝をしたい、化粧品もほしい、という当たり前の要求がいえない、という環境が問題です。
いつも、「ありがとう」といってばかりいる生活って、おかしいですよね。
また、飯館村で自然農業を営んでいた村上しんぺいさんがおいでになって、現地報告。自然をこわさず、人を搾取しないという生き方が、原発によって、根こそぎ壊され、すべてを失った。「までいの力」では、ありませんが、不公平な社会に対して、少しでも安全な社会を手渡すためにはじめた、飯館の生活があった、と話します。
悔しいです。残念です。
それぞれの分科会のまとめをきき、大きな成果があったことを確認。
大盛会の夏合宿でした。
■オプショナルツアー
北九州市立男女共同参画センタームーブ 門司港レトロ散策
このところ、元気がない女性センターの中にあって、ムーブは、予算的にもかなり恵まれているところと、みうけられました。
3館を指定管理をし、アジア女性交流・研究フォーラムという財団が運営してるのです。ここは、ふるさと創生資金1億円でつくられたところなんですって。
そうでした。竹下首相でしたかしら。各地に1億円をばらまいたときがあったんです。
多くは、何に使ったかわからなくなっているような使途でしたが、こういった形の残るものをつくり、維持されてきていることに感激です。
門司港レトロは、門司港を中心としたレトロ地区です。
明治・大正期の懐かしい建物がいくつもありました。
駅はまだ現役で活動中。日本で一番ふるいえきになるのでしょうか。
駅構内には、絵本「消防自動車」でおなじみのジプタくんがおいてありました。
■3日目
北九州市療育センター ならびにNPO法人ホームレス支援機構 訪問
心身の発達障害に対応する総合的専門施設。医療的ケアを中心に地域支援、生活支援を行っている。教育委員会が中に入っていて、特別支援教育とも連携している。
年齢を区別することなく、全年齢の受け入れを行っている。
ホームレス支援機構は、生活保護を受けられず、「おにぎりたべたい」といって、なくなる、という事件が発生する以前から、ホームレス支援を行っているところです。
支援とは、まさに寄り添うこと。相手に嫌がられても、こちらからはあきらめない。
そんな思いは、必ずや相手に通じていきます。
ホームレスの発見、入所、就労、アフターケアを一括して、同じ顔で支援していくことから、入所率90%、継続率90%を維持しているすごい組織です。
施設は、保健所を入所施設に改造し、室内にはハローワークのデスクや求人広告もあります。まさにワンストップというか、一貫性をもった支援に、脱帽です。
これぞ支援、というお話に心打たれました。
女性議員団視察報告(2011年7月13日~15日)
7月13日から15日まで、神戸、京都、そして滋賀に行ってきました。
そんな報告です。
暑い、そして熱い視察でした。
いっぱい勉強してきました。
八王子にもできることを考えていきます。
◆1日目
朝8時45分の新幹線で新神戸着。お昼はデリカテッセンです。
神戸は、なんとなくおしゃれな街。なんのせいでしょうか。
おなかがいっぱいになったところで、兵庫県男女共同参画センターイーブンへ。
阪神淡路大震災の時には、ここが相談の拠点になって、女性たちを支援。
また、多くの情報を避難所に流し、孤立化を防いだ実績があります。
その経験を、今回の東日本大震災の支援に役立てているとの事。
避難所などで、女性が声をだせない、そのことがそもそも大きな問題といえます。
八王子でも、防災会議に女性はいないこともあって、これからの課題です。
もちろん、女性がいるからといって、それでよしというものではありませんが、
まずはいることが先決です。
防災会議もそうですが、一番必要なのは、避難所の運営部隊に女性が少ないことです。
食事を作って当たり前、掃除、洗濯といった女性役割がモロに、覆いかぶさってきている現状があります。
また、化粧品など、ほしいといえない、といった、周りへの気兼ねも大きなストレスとの事でした。
その後、ウィメンズネット・こうべを訪問。
震災時の女性たちの支援の聞き書き、そして、何がおこっていたのか、それをつぶさに検証し、本にまとめたことが、大きな力になっているし、今の支援につながっているとの事。『女性が語る阪神・淡路大震災』は、事情がかなり違うが、おこっていることの共通項に愕然とするおもいであるとともに、何も学んできていないことを痛感。
政策決定の場に女性を!の思いを一層強くする。
◆ 京都国際まんがミュージアム
14日、午前中の見学。
おしゃれです。廃校になった小学校をミュージアムに転換。とっても素敵でした。
また、私の大好きな、手塚治さんの『火の鳥』の模型が輝いていました。
また、子どもたちが、すみっこのいすで、好きな本を読んでいます。
いいですね。こんな空間。
お土産に、池田理恵子さんの『ベルバラ』ファイルを購入。萩尾望都さんの漫画を見つけられなかったのが残念。
小学校をそのまま利用しているので、校長室も覗けます。また、子どもたちの卒業記念作品もそのまま展示されているんです。
出来る限り、歴史を残す。そんな意気込みが伝わってきました。
14日午後からは澤井先生の講義です。
しっかり勉強した後は、鞍馬口の普茶料理のお店で懇親会です。
◆菜の花エコプロジェクト
滋賀県東近江市愛東地区にある、ここ菜の花館は地区自然エネルギーの循環システムの拠点です。
まず、八日市駅からバイオエネルギーで走る、ちょこっとバスにのっていきます。
このバスは、途中で、廃食油を集めて回ります。
田園が広がっています。
菜の花の季節は終わって、今はひまわりでいっぱいです
菜の花プロジェクトの説明です。
菜種から油を絞り、油粕を肥料にし、石鹸も作ります。
出来上がった油は、ピュアオリーブオイルよりも純度の高いものとのこと。
そのまま、パンにつけて食べてもおいしいとの事で、1本購入です。700円なり。
菜種だけでなく、風力、太陽光発電、バイオマスストーブなど、さまざまな仕掛けがあり、また、地域の方々が学校に環境教育に出かけています。
中日新聞夕刊2011年7月8日(金)クリックすると大きくなります
最後に理事長の藤井さんと記念写真。
近くには、パン工房やアイスクリームショップなどもあり、おいしいジェラードも食べてきました。
道の駅滝山に、太陽光発電装置を、と訴えてきたのですが、費用的に課題ありということで、実現しませんでしたが、今思うに、本当に残念なことでした。
でも、これからだって遅くはない。
小学校のクーラー設置に関し、疑問を投げかける質問(2011年第2回定例議会)を行った折、クーラーをつけるなら、その電力を太陽光でまかなおう、と、カーボンオフセットの提案を行いました。もっともっと、太陽光発電の推進に取り組む力がわいてきました。
おまけ:暑い日差しのお庭にこんな不思議な植物が実をつけていました。
■三多摩議員ネット合宿がありました。(2011年7月7日・8日)
◆2011年7月7日(木) シュタイナー藤野学園訪問
ルドルフ・シュタイナーは、1861年オーストリアで生まれた、哲学者ならびに神秘思想家(神智学者)です。日本には、1970年代に早稲田大学教授の子安美智子さんによって、子どものシュタイナー学校体験を書いた本が出版され、大きな反響を呼んだといえます。私自身もちょうど子育て期であったことから、関心をもって、1,2冊本を読んだ記憶があります。
からだを動かすオイリュトミーや、形を書くのではなく、しぼり絵のように、境界がわからないように、色をにじませていく。
そこに、感性と共鳴する世界が見えてくる、というように、感覚をとても大事にする教育方針を持っています。
特区の扱いをうけて、藤野に学校法人として、小学校部、中学校部ができ、NPO法人が高等部を運営しています。
学校全体が淡い色で覆われ、小さな宇宙をあらわしています。
学年によって、カーテンや壁の色なども異なり、また、学内放送は無く、小さなベルが合図です。
集中力を育てることが目的のようです。
写真で紹介します。
【黒板】【季節の花】
【作品】
【校舎全景】【階段】
◆2011年7月7日(木)シュタイナー学校のとなり、里山長屋にいってきました。
このプロジェクトは、自分たちで家を作る、エコで健康な環境をつくることを目的に、4家族が集まって、長屋を建てたものです。
いろいろな仕掛けがあります。
環境負荷を少なくするということで、太陽熱を取り込み、風を回し、断熱効果の高
い家を作り上げています。
【全景】【玄関】【草屋根】【玄関】
環境にやさしく、循環する家です。
水をため、かわらのポーチは蓄熱効果があります。また、格子の窓をかぜを通し、
天窓は採光にぴったり。竹小舞土壁は断熱効果もあり、家全体に落ちつきをかもし出しています。
【井戸】【長屋】【雨水タンク】
【土間】【風遠し】【竹小舞土壁】【天窓】
コミュニティのスペースで説明を伺いました。
ひとつひとつの家は最小にとどめ、しかし、それぞれが住みやすい設計になっています。コミュニティのスペースには、ゲストルーム、風呂、大き目のリビング、台所があって、一緒にご飯を食べたりすることも可能です。
【説明】【リビング】【お風呂】
さあ、一緒にご飯です。おいしかった。
◆2011年7月8日(金)みっちり勉強会
・ エネルギーシフトについて
東京都環境局谷口さんをお招きして、エネルギーシフトの現実性について、お話を伺いました。
今、なにが起こっているのか。気候変動によって、一刻の猶予もありません。
毎年、サイクロンやハリケーン、大型台風などの影響で、世界各地に多大な被害が出ています。今、しなければならないこと、それは、経済システムにのって、CO2排出を抑え、自然エネルギーへの転換を急速に図らなければならないということです。
地域での自然エネルギーシフト計画が必要との事。
・ 自治体議員の仕事について
三多摩議員ネットも若返りました。20歳代の新人会員が増えたこともあって、
議会活動のイ・ロ・ハから、おさらいです。
勉強会の後は、障害者の方々が運営する、「てくてく」でおいしいコーヒーと天然酵母のパンで昼食です。とってもおいしいパンと素敵な空間でした。ご馳走様。
■小中一貫校視察と給食試食会 いってきました(2011年7月6日)
今年4月開校となった小中一貫校 八王子市立館小中学校へ行ってきました。(配置図はクリックすると大きくなります)
一体型の一貫校は、加住小中学校について、2番目です。
小学校中学校ともに単学級だったものを、一貫校として
編成しなおしての出発です。
4-3-2制をとって、それぞれ階によって、分かれています。
なんというか、島の分校といった感じです。
みんな明るく、元気です。
小学校の5,6年生
は、中学への移行ということで、50分授業。中休みはありません。
でも、いいかも。
子どもたちに感想を聞いてみたいですね。
部活などは、中学校校舎(分校)を使っています。
それもそうです。なんといっても、体格が違う。
一年生は中学3年生を比べると、背丈が半分ぐらいしかないんですもの。
無理もありません。
小学校の体育館では、中学生みながダンクシュートが出来てしまうとのこと(笑)。
全校生徒、250人あまりで、倍になったとはいえ、小学校の中規模校並の人数なので、全体的にゆったりとした時間が流れていました。
きょうのお目当ては給食の試食です。
中学校の場合、弁当併用デリバリー給食なのですが、一体型の一貫校の場合、小学校の給食室があるので、暖かい給食が選択できます。
なんと、喫食率中学1年生で、93%です。
もちろん、食べ残しも少ないということです。6%程度とのことでした。
小学生とほぼ同じメニューですが、量が違う。時々、追加の一品がでます。
きょうは、巣篭もり卵が中学生メニューでプラスされていました。
こちらが、私たちもいただいたメニューです。
小学生はちょっと食器が小ぶりです。中学生も給食エプロンをして、配膳を行うのですが、ちょっと大人っぽい帽子になっていました。細かい配慮がうれしいですね。
中学生と同じカロリー800カロリーの給食をいただき、記念撮影です。
おいしかった。ご馳走様でした。
9月からは、デリバリー業者が1社変更となります。
ぜひ、こちらも試食してみたいものです。
昨年の4月、デリバリーランチが開始になるとき、議員全員で試食会。ちょっと評判悪かったんです。少しずつ、改善されているとはいえ、やっぱり給食にはかなわないようです。
なんとか、一体校だけでなく、親子方式が取れるよう、これからもはたらきかけていきます。
給食の食材の放射能値が気になるところです。
請願で通った文言では、放射能汚染されていないものを選び、抜き取り検査などをして、数値の公表をしてください。
というものでした。
産地にかんしては、納品時の検収票でチェックされていて、また、業者とともに、放射能汚染されていないものを、という努力はされていることが、聞き取りのなかで、わかりました。ただ、毎日のことでもあるし、子どもが食べるものなので、適切な検査の実施と数値の公表をこれからも求めていきたいと思います。
■戦いおわって・・・2011選挙日記
4月17日(日) 初日 出発式
立候補届けを出して、ポスター番号は36番。
まんなか、一番下の位置です。割と目立ちやすいところで、ほっとしています。
10時には、選挙カーが戻ってきました。
暖かいなか、車椅子の兄も参加しての出発式でした。
大勢の方にお集まりいただき、楽しい一週間の選挙活動になることを願っています。
私の選挙戦は、手作りボランティアによるもので、連呼せず、辻々で政策を訴えるというやり方です。
出発式の折、応援の方が無所属ということについて、発言してくださいました。
最初は、無所属ではなくて、どこかに属することが必要と思って、そう忠告もしてきたが、今は考えが変わったとの事。無所属で、しっかりと活動してきていることで、このスタイルでいいのだと、確信をもって、押せます。とのおはなしで、感激です。
初日、自転車隊(3人)で、メガホンを持ちながら、地元絹ヶ丘、北野台を軽快に回りました。お天気もよく、楽しかったです。お庭の手入れなどで、外にいらっしゃる方にごあいさつ。
生協前で立候補届けを出してきたご報告とこの1週間、選挙戦でお騒がせすることのお願いをしました。
午後は、人が多く出る南大沢へ。
なんと、自民党の安部元首相が来るということで、いつもの定位置は人だかり。
アウトレット側に移動しての訴えを行いました。
4月18日(月)2日め
朝、北野駅での「いってらっしゃい、おはようございます」からスタートです。
しかし、他の立候補予定者がすでに、駅の中に何人も立っています。でも、選挙期間中でもあるし、音声を出すわけでもないので、あいているところに、3人で看板を持っていたら、ここは、「これっちたちが先に来ているのだから、外でやってくれ」とのこと。
でもね、マイクを使うわけではない、他候補の応援者が立っていないところにたつのが、なんでいけないのでしょうか。
また、そんなことを言う権利がその方々にあるとは思えない。
一緒に、お互い様で、やっていくのが、これからの共生社会に向けてのルールだと思うし、選挙の主役は有権者です。有権者に少しでも多くの情報を提供するのが選挙活動なのではないのかしらと思います。
でも、しかたなく、彼らの視野に入らないところで、「おはようございます」をしました。
朝っぱらからのトラブルでしたが、気を取り直して、地域遊説です。
なんといっても地元から新人候補が立候補しているので、地元の皆さんには、しっかりと訴えることが必要です。
通信をお配りし、生協前、北野駅等での市政報告もコンスタントに行ってきているので、前回以上の認知度はあるかと思われますが、やはり丁寧な訴えが欠かせません。
片倉地区もしっかりと回りました。
夜は、北野駅でお帰りなさい。
1時間程度のごあいさつですが、顔見知りの方々に何人もお会いします。
これは、今までの駅頭での訴えの成果ですね。
一緒に立ってくださったご近所の皆さんに、感謝です。
4月19日(火)3日め
今回、初めて、北部地区にも選挙カーで伺うことになりました。
JRの北には、いままで一度も行ったことがなかったのですが、案内してくださる方がいらっしゃるということで、広がりのある選挙活動が出来ると期待しているところです。
改めて八王子は「広い!」と感じました。でも、行く先々で、手を振ってのご声援をいただき、とてもうれしい。本当に元気がでます。
私は地元地域代表ということではなく、オール八王子でやってきたこともあって、その地域地域の課題と関連づけて、訴えることが出来たことは大きな成果です。
この後の広がりが期待できるかな。
4月20日(水)4日め
朝の片倉駅は、超満員。大きな声での訴えに負けそうになりながらも、おひとりお一人のお顔を見ながらの朝のあいさつです。
「ダウジョブ。私は付け焼刃ではなく、寒い日も暑い日も、ここで訴えてきたのだから、みんなわかってくれている」と心に念じながらの朝でした。
午後から遠く松戸市から全国フェミニスト議員連盟の仲間が応援に駆けつけてくれました。
彼女とは、前回以来のコンビで、いろいろ質問してもらいながら、それに答えるという丁々発止のやり取りが好評です。
議会改革、学校給食、高齢化対策、そして、電気需要の見直しとしての学校普通教室のクーラー設置を話題にしました。
学校給食では、松戸市に視察に行ったときの事。弁当併用メニュー選択方式で、松戸市には自校方式という言葉がないとの事。各学校でつくるのは当たり前のことなんですね。
これからの高齢社会に対応するためにも、学校が地域にどうその資源を使ってもらうかということが大きな課題です。
給食調理室があることが、これからの高齢社会対策にも必要です。
以前、学校の給食調理室を借りて、地域の高齢者への弁当配達が出来ないかといろいろ動いたのですが、ダメでした。でも、あきらめないで、また取り組みます。また、調布市が行っているふれあい給食などの実施も必要ですね。
夕方からは、高尾駅で、虎十の会の坂田昌子さんが加わってくださり、環境問題、特にこの間の原発問題、放射能問題について、訴えを聞いていただきました。
確かな情報を提供させるためにも、情報公開を徹底して行ってきた、陣内やすこ が必要だと応援です。
また、もうおひとり、全国フェミニスト議員連盟の無所属議員の方とも合流。市民派100%の利用価値を訴えていただきました。
全国フェミニスト議員連盟の共同代表をやってきて、「モット議会に女性を!」と訴えてきたのですが、うれしい応援です。
ただ、問題は女性だからいい、というものではありません。しっかりと、ネットワークを持ち、なぜ、女性議員が必要かということを訴え、実践できることが求められています。
4月21日(木)5日め
いよいよ後半選です。
寒い日が続いています。日中はなんとかもっても、夕方からは、冷たい風が吹いてきます。
がんばろう。
きょうも応援の弁士が駆けつけてくれます。
市長選で忙しい小金井市からです。
三多摩議員ネットや全国フェミニスト議員連盟でご一緒です。
ネットワークの活動をしっかりやってきてよかった。
小金井の彼女は、議員になって2年目。フレッシュなメッセージでした。
子どもの目線での市政改革を訴えてくれました。それは、これからの高齢社会を支えるためにも必要なことです。若者につけをまわさない、4人の子どもをそだててきた経験から、しっかりと子育て子育ちに発言し、若者の今をフェアなものにしていきます。
八王子駅北口での手話通訳の人をお願いしての街頭演説会、みんなの党の選挙カーが、北口全部を支配していて、とても入り込めない状況。急遽、変更の看板を掲げて、南口に移動です。
手話通訳の方に感謝です。みんな違ってみんないい、誰もが選挙演説にアクセスできることが必要です。小雨が降るなか、小金井市議、虎十の会の坂田さんのメッセージを多くの方に聞いていただけて、本当にうれしい。選挙活動とは、もちろん自分のPRが一番ですが、いま、なにが政治課題となっているのか、そして、それらに対して、どうするのか、ということをしっかり、訴える場でもあります。
4月22日(金)6日め
連日車にのり、マイクを持ち、乗ったり降りたり。朝は早いし、かなり疲れてきました。
それにしても、すれ違う選挙カーに候補者がほとんど乗っていないのです。
ウグイス嬢だけでは、どうしても連呼にならざるを得ない。
候補者はどこにいるのでしょうか。
個人演説会をやっているケースもあるでしょうが、よくわかりません。
だから、私も自分がマイクを持って車から訴えるときは、しょうがなく、本人がしゃべっていますよ、と当たり前のことをPRしています。
4月23日(土)最終日
最終日です。お天気が気になります。午前中は、歩いて、地元絹ヶ丘と北野台を回りました。若者も大勢、一緒に歩いてくれて、大助かり。時々、雨に当たりながらのデモンストレーションです。
午後は南大沢、みなみ野、そして八王子駅北口、京王八王子駅と、メイン駅での街頭演説です。
さて、うまくしゃべる場所がゲットできるか。
それぞれ、他候補と重なりながらも、時間を調整して、10分ずつ訴えることが出来ました。
よかった。そして、みなみ野駅、八王子 駅北口で、大きな虹を発見。いいことがありそうな気配、うれしくなりました。
フィナーレはやっぱり生協前。
雨風の嵐になりながらの最終訴えでしたが、一緒に選挙活動をやってきてくれた方々からの訴えは、とても親しみがもてて手作りの選挙活動をしてきたことがよーーくわかります。
聞いてくださる方も雨風のなかで、大変でしたが、無事終了。
ひとつ残念だったのは、虎十の会の坂田さんにおいでいただくお約束だったのですが、連絡がうまく取れず、ちょうど終了したときに到着。ごめんなさい。でも、福島の現地視察にいっていた立川市議の方からの訴えは、とっても切実で緊迫感がありました。陣内やすこが、しっかりとネットワークをつくりながら、活動していることをアピールしていただきました。そして、彼自身が、余裕で当選と、自分でも思っていたにもかかわらず、8票差でのぎりぎり当選のお話は、選挙の厳しさを感じた次第です。
歌って踊れる議員を目指します。 ちびっ子も応援。 多くの応援メッセージ、ありがとうございました。
■震災情報 役に立つサイト
■今、私たちにできること
東日本大震災から、1ヶ月が過ぎました。なくなられた方、1万3千人あまり。今なお行方がわからないかた、1万4千人あまり。そして、避難序での生活を余儀なくされている方々は、13万人にものぼっています。
もう、体育館などでの避難生活は限界です。
何が出来るのか。
多くの方は、住み慣れた土地を離れる決心をされるのは並大抵のことではないと思われます。しかし、なかなか仮設住宅も進んでいかないなか、全国の自治体が、しっかりとした、受け入れ態勢をつくって、少しでも不安を少なくして、避難されてこられるよう、積極的に働きかけるべきです。
八王子においても、すでに、数十世帯の方が避難されてきています。
・ 地域に呼びかけ、あと、どれくらいの方々をうけいれられるのか、早急に示してほしい。
・ さまざまなルートで、八王子で避難される方々の情報一元化を図るべき。住宅公団家、都営住宅に避難されてこられている方々の情報網を、市が知らない、ということがあってはいけません。
・ 地域に呼びかけ、学校や買い物、日常生活支援の輪をつくる
・ まだ、避難所にいる方々に、移動の交通費、適切な住宅、そして、落ち着いたら、出来る就職相談とあっせん
・ 一時ショートステイのためのホテルなどの提供
・ 市民支援団体のネットワークをつくる
などなど。
思いついたことが列挙しましたが、こういった支援があるというお知恵も、きっとたくさんあることでしょう。皆さんで、ご一緒に支えていきましょう。
思いをつなげていきましょう。
一日もはやく、私自身もこういったことに取り組みたいのですが、いかんせん、無党派議員ゆえ、選挙準備は山ほどありません。自分でこなさなければなりません。
こんな時期に選挙め! といらつきますが、しょうがありません。
なんとか、選挙の合間も、少しずつ、情報を集めならが、取り組みを始めていきたいと思います。
■ 住宅支援センターならびに避難の方々の受け入れ
住宅支援センター開設 電話:042-620-7424八王子市でも一時避難所が開設されました。
甲の原体育館250名と
あったかホール50名です。
電話でお問い合わせください。
住宅も用意されているようですが、受け入れの仕組みがはっきりしていないようです。
住宅提供となると、部屋だけを提供しても、そこからは生活を作り出せません。
いろいろな生活道具だけでなく、人的支援も必要です。
こういったことをどうかんがえているのでしょうか。
一時避難所は、食事は無いということです。でも、それって、ちょっとひどいですよね。
着の身着のまま、避難して来た方に、自分たちで、土地勘も無いところで、勝手にやれはない。
サポート体制がどうなっているのか、気になるところです。
多くの市民の力で、避難されてきた方の支援をやれるといいのですが・・・
立川の市議が、旅館やホテルを用意したら、と提案しています。
費用は自治体もち。それくらいやって当たり前です。
多摩病院等で認知症入院患者の方々の受け入れもはじまっているとのことです。
行政を通しての窓口ではなく、個人的なつながりのなかでの支援です。
そして、現場の人がネットワークの中で、動きます。
こういった危機にあるときに、行政が一番出遅れます。
でも、本来なら、コーディネートの役割は、行政が担ってほしい。
現場はそれでなくても忙しいのだから。
そして、積極的に、被災地に働きかけて、受け入れをおこなってほしいものです。
きたら、受け入れるよ、という消極的な対応では、なかなかすすみません。
■ 義援金募金活動 開始! 各市の施設に設置
八王子市として、被災地になかなか物資が届かない中、すこしでも現地の方々のお役にたてるようにと、
募金活動を開始ました。
募金場所は、市役所はじめ各市民センターなどです。
目標は1億円とのこと。
多くの「タイガーマスク」の存在を期待します。
なお、募金をかたる、詐欺まがいの手口もあるとのこと。気をつけてください。
■ 放射能漏れ関連情報
避難の方々の受け入れに関し、市としても住宅公団などと相談して、空き室情報を提供し、希望する方々に、積極的な支援を送ってほしいものです。
この点については、行政側に要望します。
放射能対策として、まず、基本的なデータ収集が必要です。市として、放射能測定器の購入を求めていきましょう。
また、学校の児童生徒に関して、外出時の注意や雨にあたらないようにするなど、予防できることの注意喚起が必要です。
情報の公表とそれに基づく対策をきちんと示していくことが求められています。
被災地の方々はもとより、私たちは多くの困難に直面しています。
でも、勇気と希望をもって、この困難を乗り越えていきましょう。
大丈夫、私たちにはできる!
そのためにも、その場限りの口当たりのよい情報ではなく、正確な情報を求めます。
パニックにならずに、冷静に対応できる私たちです。
■ 節電の徹底
節電にしっかりとがんばります。
電力供給量の15%減が見込まれています。八王子市役所の節電効果は27%(3月14日現在)との事でしたが、市内コンビ二や大型スーパーなどに対しても、さらなる徹底した節電の訴えをしていきましょう。15日、いくつかの商店を見て回りました。看板の照明を落とす、など、みな、それぞれに努力はされているのですが、学校の子どもたちが暗いところで勉強することより、買い物フロアの照明を落とすことが先決です。
市は、更なる徹底した節電の働きかけをしてもらいたいものです。
私自身、きょう、市内数店舗に依頼して来たところです。お店の人に言わせると、協力しているが、これ以上落とすと、消費者に迷惑がかかるという説明もありました。
しかし、消費者は、こういった有事のおりに、企業がどう行動するかを見ているのです。
そのことをしっかりと伝えていきましょう。
節電は対処療法です。問題はこれからの電力需要にたいして、いつまで原発に依存するのか、という基本的なことについてです。
与謝野経済相は、代替エネルギーがない日本で、原発に電力供給を依存しないわけにいかない、と発言しましたが、この事故を体験してもなお、こう発言できるところに、「この人にとって、結局事故は他人事なんだな」と感じざるを得ません。
代替エネルギーを開発してこなかったのは誰だ!
大量に電力に依存しない生活をみなで、考えるときです。
その意味で、今回の節電は、電力ダウンの生活もまんざらでもない、という機会にしたいものです。
余談:お風呂に入るとき、ろうそくの火だけで入りました。なかなか味わい深い時間でした。
■ 八王子市が停電総合相談センター開設
3月11日、東北地方を襲った未曾有の地震と大津波。被災された方々に心からお見舞い申し上げます。また、福島原発の停止による、電力需要の不足を懸念して、東京電力は計画停電を発表しました。詳しくは、停電総合相談センターを立ち上げましたので、そこにアクセスできます。
停電総合相談センター 電話:042-620-7207
042-620-7208
なお、第2グループの計画停電の予定
3月15日(火)18時20分から22時
また、詳しくは
防災情報をご覧ください。
八王子としての支援体制の基本は、
① 人命救助は、プロに任せる。東京都と連携して行う。
② 当面の市の役割は、計画停電に対する適切な情報提供とサポート
③ 節電の呼びかけ
④ 義援金募集
現地の人がなんといっても一番大変なのですが、
私たちにできること、みんなで力をあわせてがんばっていきましょう。
■ 八王子市議会 議会審議は中止
14日10時。全員協議室に集まった議員全員で、予算審査特別委員会の審議の中止、4日間予定されていた分科会の中止、そして、一般質問(1日)の中止を決定しました。
議員として何をするのか。少しでも正確な情報提供と地域の情報収集に見回りを実行します。
■ 放射能漏れに関するニュース
反原発自治体議員連盟の一員として、懸念が現実のものとなってしまったことに、申し訳なさでいっぱいです。
少しでも、明らかにされない情報を提供しながら、やっぱり日本には、原発要らない!
の声をさらに大きくしていきましょう。
写真家の森住さんのレポート(3月14日掲載)を紹介します。
----以下引用用----
皆さん
写真家の森住です。
いま福島第一原発の町双葉町の取材から帰ってきました。
双葉町役場や双葉厚生病院はすさまじい放射線が出ていました。
チェルノブイリ事故の現場から二〇〇メートルのところより酷い。測定器は振り切れてしまった。
町はゴーストタウンになっている。
住民は慌てて逃げ出した様子だ。
病院は玄関前にストレッチャーが斜めになったり、輸血用ビニールパイプが 散乱していた。
住民は放射線が出ていることを知らず町に入って,布団や衣類を取りに戻る人もいた。
彼らに危険だから早く避難してと訴えた。
ちょうど、東電が3号炉のガスを放出したと発表した直後に我々は双葉町に入っていったことになる。
しかし、双葉町に入る道には検問もなく誰でも入ることが出来た。
森住卓フォトブログに写真をUPしました。
森住 卓ホームページ
---------引用ここまで-------
* 風向きなどもあって、放出された放射能がどこへ行くのか定かではありませんが、放射能測定器で、各自治体もきちんと計測する必要があります。
八王子保健所は、もっていないとの事。それでは困ります。
声をあげていきましょう。
■ 読売新聞に掲載されました
2011.2.23日の読売新聞に掲載されました。
出典:2011年2月23日読売新聞朝刊
"女性新人議員"のときの新聞記事です
出典:2003年7月21日東京新聞
■ まちづくりレポート 掲載しました
(法政大学大学院政策科学専攻レポート2001年)
10年も前のレポートですが、数字のデータは古くなっていますが、それ以外は今も進行形。十分議論の提供となることを考え、ちょっと恥ずかしいのですが、公表します。
10年も前のレポートですが、数字のデータは古くなっていますが、それ以外は今も進行形。十分議論の提供となることを考え、ちょっと恥ずかしいのですが、公表します。
私が議員に立候補しようとした動機のひとつに、このレポートがあります。自分の町をしげしげと見て回り、これじゃ、高齢になったらここで暮らせない、と実感してあわてました。どうすればいい? 団塊の世代が70歳を迎えるまでに、あと、10年弱あります。ここで、地域での安心システムを作り上げなければ、それこそ大変!
仕組みと同時に、地域での運営主体の育成も必要です。
だから、みんなで議論しましょう。私たちのことですし、私たちのまちなのですから・・・
■ 自治体議会議員 統一選挙にむけてキックオフ 1月23日(日)
1月23日、「エコでフェアな未来を自治体から!共同宣言」の集まりに行ってきました。
私も、エコフェア議員の一人で、賛同人になっています。
応援団もたくさんになりました。
きょう、発表されたのは、
広井良典さん(千葉大学教授)、鎌仲みゆきさん(映像作家)、安積遊歩さんなど
ホームページを見てね。
若者も多く挑戦です。なんと、海外青年協力隊のOB・OGが多いこと。
世界から見ると、日本のおかしさが変わるのでしょうね。きっと。
のぼりのキャッチコピーをみんなで決めました。
なかなかのものです。こののぼりが、4月の統一地方選挙の各地で、はためくことを願っています。
最後の締めくくりは、上原公子さん。
いつもながらシャープな語り口で、
自治体議員政策情報センターの理事です。
こうやって多くの仲間たちと意見交換をしていると、無所属であっても、議会ではひとりであっても、つながっているんだと実感です。
■ 陣内やすこの議会報告会 1月22日(土)
■ これからの地域医療、どうなる、どうする ―色平哲郎 講演会― 1月22日(土)
色平先生が、午前中の診療を終え、3時前に到着。
雪のため、電車が遅れたらどうしようなどと、心配していたのですが、なんのことはなかった。
早速にご挨拶のあと、DVD放映です。しかし、あわてていたので、演台の看板を色平先生にチェンジするのを忘れていた。(冷や汗・・)
DVDでどんなメッセージを伝えたかったのか、先生は、「メディアリテラシー」がいかに大事であるのかということを強調。つまり、ストーリーはいつでもテレビの中で、つくられるということ。ちょっと前までは、医師は十分に足りている、というメッセージをテレビは流していたのだが、いよいよもって、この数年前から、医師不足を流し、厚生省も医師不足を認めるようになってきたという。
なにも変わらず、昔も今も医師不足に代わりはないので、まるで正反対のことを何の反省もなく、平気で流すのが、メディアであるということ。テレビに惑わされるな。
そして、機関銃のようなぽんぽんと出る、先生の毒ッけのあるメッセージをメモするので大変。
ついで、せりふでの掛け合い。最初は先生が一人二役だったのですが、私もお手伝い。
村の診療所でのおじいさん、おばあさんの会話のやり取りです。
声に出して、しゃべること。コミュニケーションすることで、自分の思っていることが相対化され、期待値が下がり、自分が望んでいることの位相がわかるというもの。
人の死亡率100%。医者に期待するな、あきらめる。
しかも、今の医療は、人の不幸の増大で、医者・医療機関の経済が成り立っている仕組みになっている。
佐久総合病院は黒字であり、その主人公は医師ではなく、農協の会員一人一人だから、という。
いろいろなお話のなかで、超高齢社会の医療・介護の近未来の姿が、鉄道もないバスもない、高齢化率40%の農村にあった、というくだりは、きょうの本題です。
それは、いままで生きてきたひとりひとりの人生に敬意をはらい、きちんと向かい合うことが医療と介護の原点であるということです。
北野台、片倉台、絹ヶ丘、館が丘団地等、八王子のなかでも、高齢化率が高く、山坂があり、アクセスの悪い地形。ここで暮らし続けていくことのヒントが南相木村にあるということでした。第3部の「新春のつどい」も楽しかったです。
雨二モアテズ こんなパロディがあるのですね。
雨ニモアテズ
雨ニモアテズ、風ニモアテズ、雪ニモ夏ノ暑サニモアテズ、
ブヨブヨノ体ニ、タクサン着コミ意欲モナク、体力モナク、
イツモブツブツ、不満ヲイッテイル、
毎日、塾ニ追ワレ、テレビニ、吸イツイテ遊バズ、
朝カラ、アクビヲシ、集会ガアレバ、貧血ヲ起コシ、
アラユルコトヲ、自分ノタメダケ考エテカエリミズ、
作業ハグズグズ、注意散漫スグニアキ、ソシテスグ忘レ、
リッパナ家ノ、自分ノ部屋ニ閉ジコモッテイテ、
東ニ病人アレバ、医者ガ悪イトイイ、
西ニツカレタ母アレバ、養老院ニ行ケトイイ、
南ニ死ニソウナ人アレバ、寿命ダトイイ、
北ニケンカヤソショウガアレバ、ナガメテカカワラズ、
ヒデリノトキハ、冷房ヲツケ、ミンナニ、勉強勉強トイワレ、
叱ラレモセズ、コワイモノモシラズ、
コンナ現代ッ子ニダレガシタ
雨ニモマケズのパロディー
賢治のふるさと盛岡の小児科医・三浦義孝氏がこの夏小児科学会で
披露した、作者不明のパロディー