2007年第4回八王子市議会定例議会が終わりました | ||||||||||||||
17日最終日。補正予算をはじめとした議案の採決がありました。 私は、補正予算に反対しました。 反対理由: 後期高齢者医療制度の準備が始まる。市民への周知は、2月1日の広報で行うとのこと。対象者には、医療証の送付作業となる。しかし、いまだ、診療内容がはっきりしておらず、これでじゅうぶんの説明責任が果たせるとは思えない。 この制度の大きな問題は、75歳以上という、医療ニーズの高い人だけを集めた保険制度で2年おきに見直し。高齢社会にあって、総医療費の増が避けられない以上、保険料のアップか、診療の切捨てか、のどちらかしかなく、いづれにしても、高齢者にはきびしい制度。しかも、老人医療制度において、75歳以上の人の保険料未納者に対して、医療証を取り上げるということを禁止していたにもかかわらず、この制度は、払えない人には、医療証の取り上げもあるとしている。 保険料の試算においては、少しでも保険料をオ抑える努力として、国保で利用できていた総裁費用、ならびに検診費用は自治体の持ち出しとしている。また、徴収率を98%としているが、残りの2%は自治体負担。さらに、徴収率が上がらなければ、その差額も自治体負担となっている。 いずれにしろ、高齢者に大きな負担と医療への不信をもたらすものといえる。 制度的に破綻していることは、扶養家族であった人の保険料徴収をあきらめ、かつ、40%ものひとに、激変緩和措置が適用されることからみても、明らかである。 改めて凍結、見直しをすべき。 ・南口再開発の事業予算が組まれている。南口再開発事業に関しては、「つくる つくろう通信」30号で、8つの疑問を出しました。さらに追加疑惑。 それは、大林組が特定業務代行に選定されたのが、4月27日。しかし、広島の防衛庁談合で、略式起訴となったのが3月25日。東京都や町田市は、すぐに指名停止処分としている。しかし、八王子は、4月7日、始末書を出させていたにもかかわらず、その間に業務代行としての手続きをとらせ、指名停止にしたのは、5月15日。いったい、この2ヶ月の空白は何を物語っているのだろうか。 この間、特定業務代行となったのは、指名停止処分になるまでなので、問題ないとしているのだが、故意に指名停止にする時期を遅らせたともとれる行動である。 納得しく説明がなされなかった。新市民会館の事業予算も膨らんできている。今の時点で、118億円あまり。道の駅の例をとれば、いい物を作るのだから、と、予算が湯水のようにつぎ込まれるのではないかとの不安もある。 ・着工の時期は、新市民会館の床部分の費用、ならびに中央事務所の床部分の費用が議会の承認を経なければ、着工できないはず。ということは、早くて、3月議会終了後となるが、市としては早く着工したい意向。なぜ? 覚書を変更しなければならないのだが、そんなことがあってもいいのだろうか。 このまま、再開発事業を進めるべきではない。 大林組の特定業務代行を破棄すべき。改めて、南口再開発事業として、新市民会館の必要性、中央事務所の必要性を、事業費、借金、財政見通し、を示しながら、住民に問う必要があるのではないか。 採決結果
意見書採択状況 ■六ヶ所再処理工場の本格稼動中止と閉鎖を求める意見書 (不採択) 陣内○ 自民党× 公明党× 民主・無所属クラブ×共産党○ ネット・社民○ 諸派×× ■イラク特措法を廃止し、自衛隊の撤退を求める意見書 (不採択) 陣内○ 自民党× 公明党× 民主・無所属クラブ○ 共産党○ ネット・社民○ 諸派×× ■沖縄戦「集団自決」に関する教科書検定に対する意見書 (採択) 陣内○ 自民党× 公明党○民主・無所属クラブ○共産党○ネット・社民○ 諸派×× 「集団自決」の記述に関しては、自民党は、軍の関与はなかった。住民の自発的な行動と、討論しました。 従軍慰安婦と時と、おなじ論法です。 これに対して、共産党の鈴木議員は、身内の証言で、軍の命令と言っている。当時の権力構造をいって、軍の命令は明白であることは、沖縄の多くの住民の行動でわかっているはずなのに。 |
委員会質疑が終わりました。( 2007年12月7日) |
1)後期高齢者医療制度準備として 21,285千円 (来年度さらに30,491千円) 医療証の発行作業、資格証発行禁止はうたわない。 2月1日号市報で広報。説明会も開く。 75歳以上の高齢者 約46000人 平均医療費 東京都広域連合 年間9万円 八王子の場合 年間8万4千円程度 (国保の場合 年間7万1千円程度) 軽減措置対象者 40% しかし、国保保険料より多くなる人 約70% 今まで、扶養家族だった人には、半年間だけ均等割りの50%徴収。さまざまな軽減措置をとってもなお、この負担増をどう考えるか。 それで、医療がよくなるのなら、まだしも、医療の後退も懸念されている音から、到底認められない制度といえる。 来年4月の実施に向けて準備、というが、政府与党は自分たちで決め、雲域が悪くなると、その場対策の軽減措置、努力している、だから、そもそもこのような後期高齢者医療制度そのものに問題があるのだから、保険料抑制の努力を認めつつも、凍結を要望して、反対しました。 2)後期高齢者健康診査等準備として 17,041千円 (全会計合計では 26,254千円、来年度さらに24,615千円) 特定検診、特定保健指導の導入(とってもおかしな制度です)によって、基本検診がなくなります。 各保険組合が健康の責任を持つ、とされたのです。 市が責任を持つのは、国保加入者のみです。しかも、75歳以上の人への検診は努力義務。 高齢になれば、健康に配慮しなくてもい、ということなのでしょうか。 東京都広域連合としては実施。しかし、受診料は、各自治体任せです。 検診内容、料金の現状維持を要望。 その方向で予算折衝するとのことでした。 対象:22000人 特定検診、特定検診保健指導の高齢者バージョンです。エビデンスに基づいているとはいえない、メタボリック検診を国家規模で行うことの異常さを感じます。
健康でなければ人でない、といったファシズムへの道を開くものではないでしょうか。保健指導を国民の保険料で国家事業として行うというのは前代未聞。フィンランドでは、保健指導をしたグループのほうが、不健康であったという調査報告もあるそうです。この制度、そのものに反対です。 |
一般質問が終わりました。(2007年12月4日) |
■ひとり親家庭への支援について 八王子で9月に3ヵ年の支援計画を策定しました。 当事者へのアンケートを基に、関係団体にヒヤリングしながら策定とのこと。基本方針は ①就業支援 ②相談体制の強化 ③子育て・生活支援 ④経済的支援 とのことでした。 国の自立支援プログラムの遅ればせながらの実施です。相談体制は職員1名、嘱託員2名体制。児童扶養手当の削減が凍結になったとはいえ、保育園入所や公営住宅入所への更なる支援がなければ自立にも拍車がかかりません。 この点を強く要望するとともに、当事者団体の育成にも力を入れるようにと、訴えました。 ■学校への教育人材について 学校の先生が忙しい。そんな折、来年4月から15,16学級の小学校で専科の先生が1名、減になるという。 このことに関して、教育委員会は、高学年の担任は、授業持ち時間が少ないので、大丈夫との見解を示しました。これって、教育の低下です。 また、地域の教育支援ボランティアの募集があり、授業補助や放課後補修などに、500名近くの人がかかわっているとのこと。教科指導にまでも、ボランティア頼みとはお粗末です。教員免許を持つアシスタントティーチャーに対する要望は、半分も満たされていません。しかも、学力向上が見込めるところに配置とか。 ということは、基礎学力のない子は、ボランティアの人や教科外の先生が教え、学力が伸びる子には、教員免許のある経験豊富な先生が教えるという構図が出来上がっているのです。こんな差別が、地域との連携、学力向上、というな名のもとで、進行しているのです。 学校の教育機関としての専門性はどんどんなくなっていきます。これでいいのでしょうか。 そのためにも教育予算、それも人的予算が必要です。 八王子市の教育費は、26市のなかでも大変少ない支出となっています。 ■高尾の里整備に市民参画を 9月の広報に大きく、高尾に観光拠点、と題して、高尾の里がPRされていました。また、朝日新聞の9月26日では、10億円かけて、と金額まで提示されています。 よく、聞くことですが、市のやっていることがわからない、ある日、突然、施設や道路が出来ていると。今回もそうです。こういった報道が、事業実施の既成事実を作り出しているような気がしてなりません。 計画を立て、その計画段階からの市民協働が機能していない証拠です。あらためて、計画段階からの市民協働と市役所全体での経験の共有化を訴えました。 使うのは市民です。市民抜きの計画は、結局は使われないお荷物施設になるだけです。 まだまだ市民参画は道なかば。 ミシュランの三ツ星をいただいてから、高尾山は大賑わいです。高尾山そのものが大切な資源なのです。高尾の観光とは、観光産業の繁盛をいうのではなく、まさに、自然そのものが観光なのです。だからこそ、あの場所に、都内唯一の自然博物館が存在する意味があり、その充実が必要です。 しかも、東京都から、土地を無償譲渡されるための条件でもあるのですから、観光拠点として、博物館機能をあいまいにすることは許されません。 自然系の学識者、市民団体、などの参加をふまえた、施設設計を要望しました。 ■八王子城跡トンネルのその後 御主殿の滝枯れ問題はまだ、解決していません。 その原因は解明されず、現状復帰する見通しも示されていません。滝は細々と戻っていますが、また、いつ涸れるかもわかりません。 そんななかで、高尾山トンネルが同じ工法ですすんでいるのです。 市長は、滝枯れの原因はトンネル工事、だが、最高のトンネル技術でちゃんと復活した。心配していない、と答弁しましたが、それでは、高尾トンネルで琵琶滝、蛇滝が涸れるかもしれない、でも、復活するから、大丈夫、と、いっているようなものです。 御主伝の滝と関連する地下水位は工事前状態に戻っていません。湧水も大量に出ています。 だから、教育委員会は、原状回復の見通しと原因究明を国交省に求めているのです。 市長の答弁は、まったく非科学的で、涸れたらどうする、といった責任と、高尾山を守る気概が感じられません。 |
第4回八王子市議会定例議会 陣内の一般質問、委員会日程です |
12月4日(火) 4番目 1時すぎごろからです。よろしく傍聴にお出かけ下さい。 * なお、この日は「みんなの居場所」でテレメディアでの傍聴もできます。 おいでになれる方は、ご連絡ください。(636-8158) 市議会にも、何人かがきてくれる予定です。 質問内容:1)ひとり親家庭への支援 2)市民協働の推進―計画の段階からー 3)学校の人材は足りているか? 4)八王子城跡トンネルのその後 12月7日(金) 厚生水道委員会 後期高齢者医療制度の準備のための補正予算が提出されています。 東京都は、約年間9000円。葬祭費、検診は各自治体の持ち出しです。 今までの葬祭費5万円、検診費 無料 これを維持できるかどうかです。 |
2007年第4回八王子市議会定例議会の日程 | ||
弟4回定例議会日程(予定)
*傍聴にお出かけください。 |
2006年度決算認定に反対しました |
2006年度八王子一般会計ならびに特別会計決算認定につきまして、意見を申し上げます。
2006年度の最終予算額は、一般会計1615億2500万円、8つの特別会計1667億9100万円、合わせて、3283億1600万円というものでした。 そして総計決算額は、歳入においては、前年比2.9%増の3222億円、また、歳出においても、2.5%増の3184億円となっています。 市民税を見るならば34億円の増でありますが、定率減税の廃止や老年者控除の廃止などによる税制改正の影響額がそのうちの26億7215万円となっています。 これは、裏を返せば、市民の税負担額が増えているということで、市長も決算の提案説明の中で、一人当たりの給与所得は減少しており、定率減税が縮減されるなど、市民生活は依然としてきびしく、景気回復を実感できないものであったといわざるを得ない状況と言及しています。 決算審議の中で明らかになったことは、一人当たりに給与所得減に加えて、課税標準額が200万円以下の人が3000人もふえたということでした。 格差が確実に広がっているということで、市民生活に一番身近な自治体として、セイフティネットの強化、そして、暮らしの安心の内実をどう作り出すかということが第一に考えられなければならないことです。 そんな観点から、2006年度の決算内容を見てみると、子育て世代にとっては、子育てしやすい環境が少しずつではありますが、整ってきていると実感できる結果であったと思われます。保育園の新設、学童保育所の設置、子ども家庭支援センターの設置、児童館の対象年齢の拡大など、しっかりとした見通しを持って取り組めば、1年という期間であっても、十分に体制を整えることができるのだということが、わかります。 子育てサポートの取り組みを評価いたします。これからも子育て育成計画の更なる推進を期待いたします。 しかし、こういった努力でもなお、待機児童の解消はなかなかはかどらず、働き続ける女性の増加、早い時期での再就職を希望する女性の増加を考えるのなら、市長自らが3歳児神話からの脱却を図る必要があるとともに、待機児童解消のための一層の努力と、男性の育児休暇の推奨など、ともに働き続けながら子どもを育てられる環境の整備をお願いいたします。 子育て育成計画などは、計画の段階から市民が参画し、その進捗を行政とともにチェックしていっているのですが、計画が独り歩きしていっている事業というか、計画があってもなきに等しいとも言えるものもいくつかみられました。 JR八王子駅南口再開発事業がそうです。いままでに5回の減額補正、総額にして8億円あまり、そして、2回の予算繰越が行われてきました。それぞれ、理由が説明されてきているとはいえ、計画があってなきに等しい状態といえます。機能回復道路や中央地区地域事務所などについては、十分な議論がなされないまま、進んできております。市民に対する説明も不十分です。 しかも、地域事務所の保留賞取得や新市民会館の再開発ビル内設置は、組合からの要請があって、具体化したものであり、かつこれらの事業がなければ再開発ビルの建設もおぼつかないといったものです。事業費の3分の一あまりが公費となるにもかかわらず、計画は全て組合まかせです。 市民を交えて、南口どうする、といった基本的な議論があってしかるべきですし、議会からもそのような声がだされているにもかかわらず、立ち止まることをせず、2006年度においても、4億8000万円ほどの支出がなされています。 道の駅についてもそうです。市長は事業は生き物、とおっしゃいますが、これではあまりにも乱暴な言い方です。市民の大切な税金を預かる長として、いかがなものかとおもいます。道の駅については、当初示されていた計画事業費の1,5倍以上になっているのです。 たとえば、防災対応型にしたことを予算が膨らんだ理由のひとつに上げられていましたが、これは、今後、新たな工事を行う場合、常にそのようにするのか、それとも、道の駅の場合だけのことなのか、市の方針がみえません。 このように、開発事業に関しては、市の予算統制が非常に緩やかであると同時に、福祉・教育などに対しては、たいへんきびしいものとなっています。 市民ニーズの一番高い高齢者福祉に関して、そのニーズにこたえうるものを提供できず、負担のみが大きくのしかかってきています。 2006年4月からの介護保険制度改悪によって、要介護軽度者に対するサービスの切り捨て、そして、家族介護への逆行が始まっています。 国の制度が予防重視へと変わったとはいえ、事業主体者は市です。市として、八王子の高齢者にとって、どのようなサービスが必要なのか、といった実態がなんら調査されず、国の制度に高齢者の必要を合わせるという逆転現象がおこっています。 また、制度の改正を見越して計画された第3期介護事業計画に基づき、割り出された保険料であり、保険給付予算であったにもかかわらず、サービスの使いにくさから、7億円もの残を出していることを考えれば、保険料に見合うサービス提供ではなかったといわざるを得ません。 2006年度決算では、市債残高をへらし、市税の収入率もあげ、歳入確保の努力は評価するものですが、支出において、土木工事、開発事業には計画・事業実施が甘く、介護保険など、高齢者福祉に関しては大変厳しいものとなっていることを指摘するとともに、こういった傾向は、市民ニーズからどんどんかけ離れていくことであり、かつ、市民協働を掲げる本市でありながらも、誰に利する市民協働なのか、疑問に感じるしだいです。 以上の理由により、2006年度決算認定に反対の意見とします。 |
2006年度決算審査特別委員会が開かれました |
総括質疑:道の駅について(10分) 「道の駅」の計画と変更、事業費の拡大について、質問しました。 事業費の拡大の理由 1)防災拠点などの施設拡充を図った 2)第2駐車場を整備する 3)入り口の変更は安全第一 4)一般財源での支出が大きくなったのは、補助金が増え、起債をしなかったから 計画が甘かったのではないかと、迫ったのですが、 市長は 「事業は生き物。車の渋滞でお客様を待たせるのではなく、適宜それに対応することが必要で、計画が甘いとかそういうことではない」と答弁。 でも、いっていることが違うんです。議論がかみ合っていない。 車の混雑はオープン後にわかったこと。 込むかどうかわからない時点で、 都から用地を取得したことを指摘したんですが、はぐらかせれてしまいました。 しかも、最初の計画では、借りるといっていたのです。 借りる場合:時価の6割の保証金 *でも、保証金は返ってくるものでしょう。 都からの売却要請がなかったのかと、迫ったのですが、「ない」 厚生水道委員会分科会審議 なんといっても、問題になったのは、介護保険利用において、同居者がいる場合のヘルパー派遣抑制に対して、 どういう場合が利用可能であるのかの、基準をつくるようにと、多くの議員質疑で迫りました。取り組むとはいうのですが・・・ 南大沢、東浅川保健福祉センターでの機能訓練廃止について、介護保険というくくり以外でのサービス提供を考えるよう要望しました。 |
八王子市議会9月日程です | ||
(予定)
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圏央道料金引き下げの意見書 | ||||||||||||||
6月23日から、圏央道の中央道とつながり、走行できることになりました。 しかしながら、料金があまりにも「高い」ということで、値下げの意見書が新政会(自民党)からだされました。 圏央道の料金設定は、5700億円かかる建設費を減価償却で、利用者が負担していくということになっているので、アル意味で、高い建設費をまかなうためには当然といえば当然の料金設定なのです。だから、本当にこの道路が必要なのかどうか、を議論してきたはずなのですから。 こういった動きもあって、社会的実験としての引き下げが始まろうとしています。誰がこの差額を負担するのでしょう。
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厚生水道委員会審議より |
墓地開発に関して、住民合意、開発見直しを求める請願を審議しました。 八王子での墓地開発に関して、4月から墓地条例が施行され、10月から本格実施です。それによると、手続きを踏まえ、近隣住民への理解を求めることがルール化されました。また、この条例以前に、新規墓地開発を認めないという指針があるので、それも尊重されなければならないということは、同様です。住民との合意は、なにも全員一致ではありません。しっかりとした議論が求められます。八王子市内での墓地開発の火種は、いまのところ、あと、2ヶ所あります。この墓地条例がきちんと住民利益に浴するよう、作用することを今後も求めていきます。 厚生水道委員会での審議の前に、現地視察。狭い道路、込み入った住宅地での墓地開発に、請願内容が委員会での合意を得られ、採択されました。
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一般質問がおわりました(議会報告) |
傍聴、ありがとうございました。概要です。詳しい議事録は、2ヵ月後くらいにアップします。 質問趣旨 1. 廃プラスチックの処理について (1) 市民合意をどのように形成していくのか? ア.中間処理施設調査研究協議会のスタンス イ.安全性について ウ.費用対効果ならびに情報公開について (2) プラスチックの発生抑制について ア.自治体レベルでできることー課題の整理とこれからの取り組み 廃プラ中間処理施設調査研究協議会が13名の委員でスタートです。ごみ処理基本計画にもとづき、まずやるのがこのことなの?という素朴な疑問から質問しました。この会の目的と役割は、環境への影響や適正処理、施設の概要等について、調査・研究し、整備候補地の選定ことであり、その結果を市の広報紙・ホームページ等で積極的に情報提供し、安全安心の理解を得たい、というものでした。 13名の委員で安全性の調査ってどうやるのでしょう。この協議会が「安全」というお墨付きをつけたら、安全なのでしょうか。南大沢での廃プラ問題が突きつけた、「ごみの問題は私たちの問題。いっしょに考えましょう」との市民の思いは、これではすくいきれません。市民との合意形成に大きな課題です。陣内は、リスクコミュニケーションで市民合意を、と訴え、予防原則[疑わしきは実施せず]にのっとった環境影響調査の必要性を強調しました。 市民参加、市民協働という意味が、まだ、市の職員にじゅうぶん理解されていないように感じました。合意を得るということはすっごく大変なこと。でもこの手間ひまかけることで、自治する主体的な住民が作られていることを考えれば、急がばまわれ、で、けして無駄なことではありません。 発生抑制について、言葉としては、じゅうぶん理解されているのですが、具体的施策となると心もとない。何を、どうやって、どのくらい減らすのか。具体的ビジョンが、ごみ処理基本計画にもかかれていません。その一方で、ペットボトルの毎週回収が今年も実施されます。これだけで2000万円かかるのです。これでは、発生抑制の掛け声はスローガンだけとなってしまいます。 がんばれ!!!ごみ減量対策課。 各事業所のレジ袋削減計画や店頭自主回収の拡大、市民へ「買ったところに返そう」という呼びかけ、公共施設での自販機の使用済み容器の処理、かさ袋のポリ廃止、食堂でのはしの利用促進、などなど、やれることはたくさんあります。 2. 大丈夫、改正介護保険 (1)地域支援事業でなにをするのか? (2)介護支援ボランティアとは。 ア.厚生省通知について (3)地域で安心して暮らし続けるために 介護保険制度は、介護の社会化の実現であり、介護サービスを購入するという契約制度をとっている。この介護支援ボランティアの導入は、介護労働とはいったい何か、といった質の問題をあいまいにするもの。コムスンの指定取り消しでも明らかになったように、介護の質の切り下げにつながると懸念される。慎重な対応を求めました。
また、ボランティアできる人とできない人との不公平性、お金に換算されるボランティアとそうでないボランティアをつくりだす、ボランティア精神と相容れない、などを指摘しました。導入予定の稲城市でも反対の議論があるので、しっかり見極めたい。 (注2)八王子でも今回、導入を求める質問がありました。 予防は大切、といいつつも、そもそも介護予防に関しては、科学的効果の根拠がない。これは医者も認めるもの。だから、介護予防として公金を支出することに疑問がある。ヘルパー派遣の対象や時間を削減し、電動ベッドの利用を制限しておきながら、です。必要な人に必要なサービスを届けないで、必要の薄いサービスを無理やり設定する、これって、本末転倒ではないでしょうか。 |
八王子市議会一般質問日程きまる 15日(金) 6番目、4時30分ごろより |
一般質問のテーマです。 15日(金)6番目、4時30分ごろ。時間の変更がありますので、事前に事務所(024- 636-8158)か 議会事務局(042-620-7212)にお聞きください。 質問テーマ: 1. 廃プラスチックの処理について (1) 市民合意をどのように形成していくのか? ア.中間処理施設調査研究協議会のスタンス イ.安全性について ウ.費用対効果ならびに情報公開について (2) プラスチックの発生抑制について ア.自治体レベルでできることー課題の整理とこれからの取り組み 2. 大丈夫、改正介護保険 (1)地域支援事業でなにをするのか? (2)介護支援ボランティアとは。 ア.厚生省通知について (3)地域で安心して暮らし続けるために 3. 保健所政令市としてなすべきこと (1)保健医療計画について (2)広域保健所行政について (3)エイズ対策とエイズ予防 (4)市民の政策提案と市民参加 |
八王子市議会第2回定例議会の日程です。 | ||||||||
メルマガなり、ホームページでお知らせするとともに、議会事務局(620-7312)に お問い合わせいただければわかります。
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陣内やすこの議会での役割 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
しかし、今期は・・・。一人ということで、委員になれませんでした。なお、会派代表者会には、オブザーバーで 出席しています。 がんばっていきます。 * 議会内会派 市民自治の会(ひとりです)
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