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2006年度決算審査特別委員会(第2日目) 総括質疑(2007/10/02) |
◎陣内泰子委員 陣内です。会派に属していない議員の質疑応答時間が10分になりました。10分でどれだけ市政に資する、また市民にとって有益な議論ができるかということに大変不安を持っています。そして、頭割りではない、議論をする上において必要な最低時間、そういったことを考える必要があると思いますので、ぜひ議員各位の方々の再考をお願いいたします。それでは始めます。
まず、道の駅についてです。 道の駅について、4月にオープンしたわけですが、それの決算、そして予算を比べて見てみたいと思います。これはまず事業費が妥当であったのかどうか、そしてまた、この目的、道の駅をオープンさせる目的、農業振興、また地産地消の推進、こういった目的がどれだけ、またどのように達成されたのか、そういった視点からお伺いをしていきたいと思います。 まず、2006年度の事業費の予算と決算を比べてみますと、一般財源での決算額、18年度では2億8,400万、これは予算の2倍にもなっているわけなんですが、このように一般財源が投入された、それはどうしてですか。その理由をお聞かせください。 ◎田沼財務部長 道の駅整備の当初予算でございますけれども、国・都支出金のほか、地方債を3億 1,000万円充当し、残りの一般財源は1億5,000万円を考えておりました。その後、国・都支出金の増が見込め、地方債は2億円にとどまるということになっておりました。しかし、18年度を締めくくるに当たりまして、一般会計全体の収支状況を見たところ、一般財源の充当が可能であったということから、起債を取りやめたため、その結果として一般財源がふえたものでございまして、予算と決算で一般財源の額に違いが生じたということでございます。 ◎陣内泰子委員 ということは、起債をしなかった。一般財源の中で十分その分の支出が賄えるということで起債をしなかったという御説明なんですけれども、ということは他の事業にその分食い込んでいる、そういうふうに考えていいんですか。 b ◎田沼財務部長 そういうことではございませんで、これは全体の予算の配分の中から適正に起債を発行すべきかどうかということを判断して、それを実施に移したということでございます。 ◎陣内泰子委員 今の御説明ですけれども、起債をしなくてもなお一般会計から補助金も増額があったとはいえ1,700万ほどが支出されているということを今御指摘します。 そして、今の補助金の問題ですけれども、まちづくり交付金としてこの3年間で1億9,800万円交付されているわけですね。これは広域拠点形成地区整備という形で全体の中で、大枠で補助金が来ているわけなんですけれども、今、この額、道の駅に充当されたまちづくり交付金の額というのは、当初計画、つまり交付金を算定するときに計画をされたこの道の駅事業4億5,000万、この事業費から計算するならば43%にも当たるわけなんですね。つまり、それだけ道の駅にまちづくり交付金がここに投入されているというふうに思うんですけれども、これも他の事業へ影響はなかったんでしょうか。 ◎鈴木交通政策室長 まちづくり交付金の関係なんでございますけれども、当初まちづくり交付金の全体事業費を出しまして、その後、建物、例えば防災機能を持たせる、それから道の駅の入り口を変更させるということで、決算額との差額が出ておりますけれども、考え方としてはまちづくり交付金の方をいただいた中で行っておりますので、他の事業に影響があったということは私の方ではわかりませんけれども、そういう形ではさせていただいています。 ◎陣内泰子委員 他の事業への影響はなかったという御答弁であるわけですが、そうすると、全体の事業費、これは道の駅、幾らかかっているんでしょうか。 ◎鈴木交通政策室長 現時点で全体の事業費は8億9,500万円でございます。 ◎陣内泰子委員 8億9,500万、それに今年度、19年度第2駐車場の取得費が整備費として1億 3,000万余りも予算を計上しています。それを合わせるならば、この道の駅事業は10億の予算で進んできている、そういうふうに理解できるわけですね。果たしてそれが妥当であったのかどうか、そこがまさにこの事業によって何を獲得するかというところにあらわれているかと思いますが、この予算の投入の仕方そのものにも私は問題があったと思っています。 その1点として、まず入り口の変更について、今御説明がありました。入り口の変更も最初は計算されてなかった、計画の中になかった。にもかかわらず、安全性の問題で用地を取得し、なおかつ整備をしていった。しかしながら、これも委員会等で、何で今ごろこんなことが問題になっているのか、政策に一貫性がないというような御指摘もあるわけですが、これについては計画が甘かったのではないでしょうか。 ◎鈴木交通政策室長 計画につきましては、決して甘いということではございませんで、入り口につきましては、直接新滝山街道から入れるようにということで、うちの方でも計画をさせていただいています。これは安全性等を見た中でそういう形にはさせていただいたんですけれども、地元の要望等ございまして、やはり加住の64号線、市道を含んだ中で入り口をつくってほしいという要望もございまして、その中で警察との調整の中で決めたものですので、最初の計画が甘かったということではないと思います。 ◎陣内泰子委員 私はいわゆる具体的な計画というのは事前に十分市民の間、地元と話し合いを進めて、計画というものが決定され、また予算が決定されなければならないと思っています。 それと第2駐車場です。この第2駐車場、これも突然昨年の2定のときに出てきました。これについては、最初借りるという話だったのですが、19年度予算では買う方向になっています。その理由、借りるよりも買う方がいいということなんですけれども、その買うことにした根拠を簡単に説明ください。 ◎鈴木交通政策室長 一番の大きな理由は経費でございまして、借りた場合には保証金、基本的には評価額の6割を支払っているということでございまして、買った場合には、公共用地としての割引がございまして、経費を計算した中では買った方がいいと結論づけた中で、そうさせていただいたところです。 ◎陣内泰子委員 これは東京都から買ってほしいというような要望があったということではないんですか。 ◎鈴木交通政策室長 これは東京都から買ってほしいという要望があったわけではございません。 ◎陣内泰子委員 そういう中で、時間がないのでまとめに入りますけれども、この道の駅事業一つを見ても、交付金を申請したときの事業計画が6億3,000万だったのが、結果としては10億になっています。そして、このような形で駐車場について、当初において計画が載っていながらも、途中で必要はないという判断をし、なおかつその次には必要だというふうになっている。このような政策の一貫性のなさも予算が膨らむ原因になっていると思います。 そこで、今後、事業のコントロール、これはだれがどこでしていくのか、先ほど市民からの要望というようなお声もありましたが、常に市民から要望すれば、事業が市民の要望に沿った形になっていくのかどうかということは考えられません。そういうわけで、このような形で予算が膨らむということに関しては大変な危機感を持っているわけで、事業のコントロールを御説明ください。(「質問がわからない」と呼ぶ者あり) ◎陣内泰子委員 つまり、追加事業がどんどん膨らんでいく、それは、じゃ市民の要望があれば、それに常にこたえていくというふうに理解していいんですか。 ◎黒須市長 こういう事業というのは、ある程度生き物だということもあるんですよ。ですから、お客様が予定よりもうんと来て、売り上げも多くあった。そして、道路に車が並んでしようがないと。そうしたら、至急に駐車場を確保していこうというふうにやっぱり変わっていくわけですね。それがいわゆる我々がきちんと判断をしていかなきゃならない根拠になるわけです。ですから、それが計画があいまいだったとか、ずさんだったとかいうことは全く関係ないと私は思っています。 ◎陣内泰子委員 この事業だけではなくて、先ほども答弁があった南口駅のことも同様ですので、今後、計画の進め方については慎重にしていただきたいと思います。 <ページトップへ> |